Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。
人気NFTプロジェクトのMoonbirdsは23日、ソラナモバイルと協力し、新たなトークンであるSeeker X Moonbirds SBT(SBT)を発行すると明らかにした。
これは、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で確固たる地位を築いてきた同プロジェクトが、ソラナ(SOL)のエコシステムへ本格的に進出する重要な一歩となる。
Solana Seekers deserve some love too. Claim your Seeker X Moonbirds SBT on @solana now!
Open for all owners of a @solanamobile Seeker with a Seeker Genesis Token as well as all holders of Moonbirds, Mythics & Oddities. Holders can mint 1 SBT per NFT held.… pic.twitter.com/tTS40GEbIU
— Moonbirds (@moonbirds) October 22, 2025
今回の発表によると、この取り組みは「鳥たちがソラナモバイルに進出した瞬間を記念する」コラボレーションと位置づけられている。
発行されるSBTは、ソラナブロックチェーン上で発行され、譲渡不可能なデジタルトークンとなる。
SBTは、一般的な暗号資産(仮想通貨)やNFTとは異なり、取引を目的とせず、所有者のウォレットに永久に紐づくデジタル証明書としての役割を果たす。主に身元、実績、特定のコミュニティへの所属を証明するために使用される。
トークンの発行対象となるのは、ソラナモバイルのSeeker Genesis Token保有者に加え、Moonbirds、Mythics、Odditiesといった既存のNFTコレクションの所有者だ。対象者は、保有する各NFTに対応して1つのSBTをミントする資格を持つ。
この動きは、NFT業界で高まるクロスチェーン機能への需要に応えるものだ。コレクターは、自身が保有するデジタル資産が複数のブロックチェーンプラットフォームで実用性を持つことを期待している。
Moonbirdsは10月2日にソラナ上でのbirb token発行計画を発表しており、今回のSBT発行は、ソラナエコシステムへの多段階的な統合戦略の一環とみられる。また、SBTの採用は、Web3における検証可能なデジタルアイデンティティや評判システムへの関心の高まりを反映している。
SBTのミント申請期間は2025年11月22日までと限定されており、初期コミュニティ参加の証としての希少性を確保する狙いだ。
この譲渡不可能なトークンは、投機的な価値を生むのではなく、将来的に限定イベントへのアクセス権やガバナンスへの参加資格といった実用的な価値につながると期待されている。
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Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。