ノボグラッツCEOが、FRB人事による金融緩和が米ドル安を招き、BTCを20万ドルへ押し上げる最大の強気材料になると指摘。
ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)のマイク・ノボグラッツCEOは26日、次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長に極端なハト派候補が就任した場合、暗号資産(仮想通貨)の価格が大幅に上昇する可能性があるとの見解を示した。
ノボグラッツ氏はYouTubeインタビューで、ジェローム・パウエル現FRB議長の任期満了が近づく中、後任人事への市場の憶測が高まっている状況について言及。
ビットコイン(BTC)の価格が20万ドル(約3,000万円)まで急騰する「最大の強気材料」になり得ると予測した。
極端なハト派議長でビットコイン20万ドルへ|金融緩和が市場を押し上げ
ノボグラッツ氏の予測の根拠は、FRBが「利下げすべきでない時に利下げする」状況を想定している点にある。
同氏は、これが米ドル安を招き、価値の保存を求める投資家にとって、中央銀行に依存しないビットコインの価格が劇的に高まるメカニズムを指摘した。
この状況下では、金の価格も1万ドルに達する可能性があるとし、広範な代替資産への資金流入が誘発されるとの見方を示した。
一方でノボグラッツ氏は、この「驚くべき瞬間」は望んでいないと明言。極端なハト派政策はFRBの伝統的な独立性を破壊し、「アメリカにとって本当に悪い」広範な経済不安につながりかねないと警鐘を鳴らした。
政治的な意図を持つ人物がFRB議長に任命されれば、投資家の間にパニックを引き起こすリスクも指摘される。
こうしたマクロ経済の動向がビットコインのデジタルゴールドとしての側面を強調する一方、技術的な進化も市場の関心事となっており、ビットコインのレイヤー2スケーリングソリューション開発への注目が高まっている。
マクロ経済の不安が促す技術革新|ビットコインL2ソリューションで注目
ノボグラッツ氏の発言は、仮想通貨市場が伝統的な金融政策、特に中央銀行の決定に強く影響を受けるという複雑な関係性を浮き彫りにした。
こうしたマクロ経済の動向がビットコインの価値貯蔵手段としての側面を強調する一方、ビットコインのレイヤー2スケーリングソリューションである「Bitcoin Hyper(HYPER)」など、技術的な進化を追求する新プロジェクトへの注目も高まっている。
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マクロ経済の不安が続く中で、技術的な進化を追求するビットコインエコシステムの新たな可能性を探るプロジェクトとして、今後の動向から目が離せない。
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