米人気インフルエンサーのローガン・ポール氏が所有する希少なポケモンカードが、オークションにて約25億円で落札された。
米国の人気インフルエンサー、ローガン・ポール氏は16日、所有する希少なポケモンカードをオークションで売却した。
競売会社ゴールディン・オークションズで行われた入札の結果、最終的な落札価格は1650万ドル(約25億2450万円)に達した。
この価格には買い手の手数料が含まれており、41日間にわたる激しい入札競争の末に決定した。
落札者はベンチャーキャピタリストのA.J.スカラムッチ氏だ。同氏は元ホワイトハウス広報部長アンソニー・スカラムッチ氏の息子であり、ライブ配信されたオークションの終了時には、このカードを首から下げて登場した。
史上最も高価なトレーディングカード
今回取引されたカードは、1998年のコンテスト用に西田敦子氏がデザインした「ポケモンイラストレーター」だ。世界に数十枚しか存在しないとされ、コレクターの間では「聖杯」と呼ばれている。
ポール氏が所有していたこのカードは、鑑定機関PSAによって最高評の「10」を受けた現存する唯一の個体とされている。希少性と状態の良さが、記録的な価格を後押しする要因となった。
この取引はポケモンカードだけでなく、オークションで販売されたあらゆるトレーディングカードの中で最高額となった。会場に立ち会ったギネス世界記録の認定員によって、正式に新記録として認定されている。
これまでの最高記録は、2025年8月に記録されたバスケットボールカードの1293万2000ドル(約19億7800万円)だった。
今回の売却はそれを大幅に上回り、収集品市場におけるポケモンカードの地位を不動のものにした。
近年では、こうした物理的なカードに加え、デジタルデータやそのデータの所有権を証明できるNFTがコレクターの間で人気が高まっている。
ポリーマーケットでの賭けも加熱
ポール氏は2021年にこのカードを527万5000ドル(約8億円)で購入しており、当時もギネス記録となっていた。
その後、ダイヤモンドのネックレスや特注ケースで装飾し、2022年のプロレスイベント「レッスルマニア38」での入場時に着用するなどして話題を集めた。
今回のオークションは単なる取引にとどまらず、大きな注目を集めるイベントとなった。
予測市場のポリマーケットなどでは、最終落札価格を巡って1400万ドル(約21億4000万円)以上の賭けが行われたという。
ポリマーケットはブロックチェーン上で運営されており、世界中から参加が可能だ。
売却を受けて、スカラムッチ氏は新たな収集品探索プロジェクトを立ち上げ、ポール氏もまた新しい事業の開始を発表。ソーシャルメディア時代において、希少な収集品の売買が文化的なイベントとして機能し、関係者に多大な宣伝効果をもたらしている。
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