米上場企業PAPL、890万ドル相当の仮想通貨INJを取得

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米国の上場企業パイナップル・フィナンシャルが、890万ドル相当のINJトークンを取得。1億ドルのデジタル資産戦略の第一歩となる。

ナスダック上場企業パイナップル・フィナンシャル(PAPL)は7日、約890万ドル相当となる678,353 INJの市場購入実施を明かした。

これは、同社が計画する一連の現金取得における最初のステップで、同社が最近完了した1億ドル(約151億円)の私募増資に続くものだ。

同社はこの資金で、インジェクティブ専用のデジタル資産財務戦略を確立する。

史上最大のINJ保有企業へ

パイナップル・フィナンシャルは、自身を世界初かつ唯一のINJ保有上場企業であり、史上最大のINJ保有上場企業と位置付けている。

同社の発表によると、この戦略は比類のないオンチェーン利回りと機関投資家レベルのINJエクスポージャーを提供することを目的としている。

また、トークン化と次世代のグローバル市場を推進することも視野に入れている。

今回の購入額は、財務配分総額1億ドルの約8.9%に相当し、同社はこれを戦略の規模拡大に伴い拡張する可能性のある包括的プログラムの出発点と示している。

インジェクティブ採用の背景

パイナップル・フィナンシャルの戦略的な決定には、インジェクティブ・プロトコルが持つ複数の強力な要因が影響している。

インジェクティブは、これまでに600億ドル以上の取引量を処理し、金融市場全体での拡張性を示してきた。

また、23億件を超えるトランザクションを処理した実績は、その速度と資本移動の効率性を証明している。

INJのデフレ的なトークンモデルも、同社の判断に影響を与えたとみられる。

このような独自の強みを持つ銘柄は、数あるアルトコインの中でも特に注目に値する。

これまでに670万INJが流通から永久に削除されており、構造的な優位性を提供している。

さらに、INJの供給量の100%が既に流通しているため、将来的なトークン解放による市場の希薄化リスクが低い点も特徴だ。

供給量の半数以上がステーキングされているという高い参加率も、ネットワークへの強いコミットメントを示している。

これはネットワークの安全性を高めると同時に、利回りの機会を生み出す。パイナップル・フィナンシャルは、これらの要素を活用し、数兆ドル規模のトークン化市場を切り開くことを目指している。

機関投資家向け戦略と今後の展望

パイナップル・フィナンシャルは、エコシステム内で最大のINJ保有者およびステーカーになる可能性を秘めた野心的なロードマップを掲げている。

同社は機関投資家向けのアプローチを強調し、透明性の高い報告を提供することで、PAPL株を通じてオンチェーン利回りへのアクセス機会を提供する。

ニューヨーク証券取引所に上場する企業としての同社の地位は、機関投資家が仮想通貨市場へ参入する際の大きな障壁であった、管理、コンプライアンス、透明性といった懸念に対処する。

これにより、伝統的な金融機関が仮想通貨に触れるための、監査可能で規制に準拠した道筋が提供される。

同社は、インジェクティブ・エコシステムへの参加がネットワークの流動性を支えつつ利回りを生み出す好循環を創出すると説明している。

この戦略は、パイナップル社の株主とインジェクティブ・ネットワーク双方に利益をもたらす設計だ。

規制下にある上場企業としての立場は、他の多くのデジタル資産関連企業が提供できないレベルの監督と報告基準を保証し、機関投資家によるブロックチェーン金融商品の採用を加速させる可能性がある。

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