ポリゴンラボは、決済機能強化のためコインミーとシーケンスの2社を総額2億5000万ドル以上で買収。新たな決済基盤の構築を目指す。
ブロックチェーン開発企業のPolygon Labsは13日、決済分野の強化を目的に、CoinmeとSequenceの2社を買収する最終合意に達したと明かした。
買収総額は、2億5000万ドルを超える規模となる。
今回の買収は、同社が掲げる新たな決済基盤「Open Money Stack」の構築を目的としており、法定通貨と暗号資産(仮想通貨)の交換や、ウォレット機能の統合を推進する狙いがある。
決済インフラの統合と強化
買収されるCoinmeは、米国で規制に準拠したデジタル通貨決済企業だ。全米48州で事業を展開し、5万カ所以上の小売拠点で法定通貨と仮想通貨の交換サービスを提供している。
一方、Sequenceシーケンスはスマートウォレットやクロスチェーン技術を開発しており、異なるブロックチェーン間での支払いを簡素化する技術を持つ。
Polygon Labは、これら2社の技術を統合することで、規制に準拠した入出金手段と、使いやすい仮想通貨ウォレットの機能を一度に提供可能になるとしている。
Sequenceの買収は今月中に、コインミーの買収は規制当局の承認を経て2026年第2四半期に完了する見込みだ。
ステーブルコインの普及を加速
今回の動きは、ブロックチェーン上の決済における課題解決を目指したものだ。
Sequenceの共同創設者は、ブロックチェーンの分断が普及の障壁になっていたと指摘し、ポリゴンがその壁を取り払う環境を作ろうとしていると説明した。
Polygon Labsは、単なるインフラ提供者から、収益を生み出す決済プラットフォーム企業への転換を図っている。
同社のサンディープ・ネイルワル氏は、ポリゴンを世界最大のステーブルコイン流通経路にすることを目指すと述べている。
実際に、ポリゴン上のステーブルコイン供給量は2025年末時点で約33億ドルに達しており、過去3年で最高水準を記録している。
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