ソラナミームコイン発行のPump.fun、新たな手数料体系を導入

On 9月 3, 2025 at 10:35 am UTC by · 1 min read

ソラナ基盤のミームコインプラットフォームPump.funが新アップデートProject Ascendを発表。動的な手数料体系を導入する。

ソラナ(SOL)基盤のミームコインプラットフォームPump.funは3日、Project Ascendと名付けたアップデートを実施した。

このアップデートは、コインの持続可能性とコミュニティとの連携を強化することを目的としている。

公式発表によると、今回のアップデートは「Pump.funのエコシステムを100倍にする一連の更新」の第一弾と位置付けられている。

新しい手数料体系を導入

今回のアップデートの中核となるのが、新たな手数料体系Creator Fees V1だ。これは、コインの時価総額に基づいて手数料率が変動する段階的なシステムとなっている。

具体的には、時価総額が高いコインほどクリエイター手数料が低く設定される。

この仕組みは、エコシステム内のコインの長期的な成長を支援し、コンテンツ制作者に強力な収益モデルを提供することを狙いとしている。

同社は、この構造がクリエイターやコミュニティの活動を簡素化すると説明している。

アップデートの背景

Project Ascendの導入は、Pump.funがソラナ上でミームコインプラットフォームとしての地位を再び確立した中で行われた。

同社のデータによると、2025年8月には1日の手数料が200万ドルを超え、安定した資金流入を記録している。

プラットフォームはトークン発行市場の80%以上を占め、競合を圧倒している状況だ。

この優位性を背景に、より洗練されたエコシステム管理手法の導入に踏み切った形となる。

同社は、ミームコイン市場の課題として、多くのプロジェクトが短期的な性質を持つ点を認識している。

今回のアップデートは、乱立するプロジェクトに持続可能性をもたらすための施策だ。

Pump.funは「ソラナで最強のプロジェクトおよびコミュニティセンターになる」という目標を掲げ、業界が抱える課題の解決を目指す。

市場の反応と今後の展望

この発表は市場に即座に好影響を与え、PUMPトークンの価格は当日に11〜14%上昇した。発表時点での価格は約0.0036ドルで、過去1ヶ月の価格帯では高値圏で推移した。

Pump.funは、2025年8月にアクティブアドレス数が130万件に達した。

しかし、一部報道では同プラットフォームのトレーダーが合計で6,600万ドルの損失を被ったとも伝えられており、短期的な投機の問題も浮き彫りになっている。

同社はProject Ascendが「加速と長寿のために特別に設計された構造」であると述べ、こうした課題に対処する姿勢を見せている。

プラットフォームでの制作活動の価値を高めることで、より多くの才能あるクリエイターを惹きつけ、ソラナにおけるコミュニティ主導のイノベーション拠点としての地位を固める考えだ。

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