ソラナ財務企業Sharps Technologyは、保有する200万SOLの一部をCoinbaseのバリデータに委任する計画を発表した。
医療機器メーカーのSharps Technology (STSS)は12日、保有するソラナの一部を暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが運営するバリデータに委任する計画を明かした。
200万SOLを保有
Sharps Technologyは、医療機器の製造とデジタル資産による財務管理を融合させた独自のビジネスモデルを展開している。
同社は現在、200万SOL以上を保有しており、その価値は4億ドルを超える規模に達している。
これは上場企業が保有するソラナの財務資産としては最大級のものであり、従来の企業財務の枠を超えた取り組みとして注目を集めている。
今回の発表によると、同社は保有するトークンの一部をコインベースが新たに設立したバリデータに委任する方針だ。
コインベースはソラナネットワーク全体の約10%を保有する主要なステークホルダーであり、信頼性の高いパートナーとして選定されたとみられる。
この動きは、同社の財務基盤をより強固にし、ステーキングを通じた収益機会を最大化するための戦略的な一環だ。
同社はソラナを財務資産の主要な構成要素として位置づけており、その理由を明確に示している。
ソラナが世界で最も利用されているパブリックブロックチェーンであり、他のチェーンを合わせたよりも多くのトランザクションを処理している点が評価された。
高い処理能力と手数料収益を生み出すエコシステムへの参加が、同社の成長戦略の中核にあるといえる。
事業転換と収益構造の変化
2025年第3四半期の決算報告において、同社はステーキング収益とデジタル資産による利益が合計で1770万ドルに達したことを明らかにした。
この結果は、従来の製造業中心のモデルから、デジタル資産運用を取り入れたハイブリッドなモデルへの移行が着実に成果を上げていることを示している。
同社は従来の製造業務からの戦略的撤退を完了させ、より収益性の高い分野へとリソースを集中させている。
一方で、同社は医療機器企業としてのアイデンティティも維持し続けている。FDA(アメリカ食品医薬品局)やWHO(世界保健機関)の承認を受けた安全注射器などの製品開発を継続しており、医療分野でのイノベーションにも注力している。
デジタル資産による財務基盤を活用しながら、医療技術とブロックチェーン技術の架け橋となることを目指す姿勢を崩していない。
同社の株主には、PanteraやFalconXといった著名な機関投資家が名を連ねており、このユニークなビジネスモデルに対する市場の関心は高い。
ソラナのネットワークパフォーマンスと連動した収益構造は、今後も同社の経営に大きな影響を与えると予想される。
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