ソラナ(SOL)のアナトリー・ヤコヴェンコ共同創設者は27日、2026年を見据えた包括的な市場見通しをX(旧Twitter)で公表した。 ステーブルコイン市場の急拡大を予測 My 2026 predictions:* $ […]
ソラナ(SOL)のアナトリー・ヤコヴェンコ共同創設者は27日、2026年を見据えた包括的な市場見通しをX(旧Twitter)で公表した。
ステーブルコイン市場の急拡大を予測
My 2026 predictions:
* $1t+ stables
* qc and fusion will be as elusive as today
* ai will solve a millennium problem
* 100k humanoid robots shipped— toly 🇺🇸 (@toly) December 26, 2025
ヤコヴェンコ氏は、世界のステーブルコイン市場が来年中に1兆ドル規模へ拡大するとの見解を示している。現在の市場規模は約3080億ドルで、過去1年間でおよそ1000億ドル増加した。
成長を主導しているのは、テザー(USDT)とサークル(USDC)で、いずれも流通量を大きく伸ばしている。
このほか、AIや宇宙開発分野についても言及し、人型ロボットの実用台数が10万台規模に達することや、AIが長年解決されてこなかった課題に成果を出す可能性を挙げた。
一方で、量子コンピュータや核融合技術の商業化については、引き続き慎重な姿勢を示している。
金融機関の予測を上回る強気な見通し
今回の予測は、従来の大手金融機関による試算よりも大幅に踏み込んだ内容となっている。
JPモルガン・チェースは、2028年時点でもステーブルコイン市場は5000億〜6000億ドル規模にとどまると見積もっている。
足元の成長を支えている要因の一つが、デリバティブ取引の拡大だ。直近の市場拡大分のうち、約200億ドルは無期限先物取引の増加によるものと分析されている。
また、ソラナ(SOL)のブロックチェーン基盤も市場拡大を後押ししている。
低コストかつ高速な決済性能を背景に、ソラナ上のステーブルコイン残高は過去最高水準に達している。
普及の課題と市場の現状
一方で、ステーブルコインの利用領域は依然として暗号資産(仮想通貨)取引やDeFiが中心だ。
日常的な決済インフラへの本格的な統合は、まだ限定的な段階にとどまっている。
市場リスクも無視できない。最近では、ソラナ基盤の合成ステーブルコインUSXが米ドルとの連動を一時的に失い、安定性に対する懸念が浮上した。
それでも、市場心理は徐々に改善している。
恐怖と強欲指数は楽観寄りの水準へ移行しており、ステーブルコイン市場の拡大とともに、ソラナエコシステムへの関心も着実に高まっている。
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