ソラナ戦略企業ソルストラテジーズ、米ナスダックに新規上場へ

ソラナ専門の金融企業ソルストラテジーズがナスダックに上場。BTCからSOLへ戦略転換、機関投資家へのアクセス目指す。

赤松 柊弥 By 赤松 柊弥 黒川 理佐 Editor 黒川 理佐 Updated 1 min read
ソラナ戦略企業ソルストラテジーズ、米ナスダックに新規上場へ

Key Notes

  • ソラナ専門企業ソルストラテジーズが、米ナスダック市場に上場.
  • ビットコイン中心の戦略からソラナエコシステムへの投資に完全に軸足を移した.
  • 上場を記念し、誰でも参加可能な「オンチェーン仮想鐘つき」イベントを開催した.

ソラナ(SOL)エコシステムへの投資に特化したソルストラテジーズは9日、米ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットで取引を開始した。

ティッカーシンボルはSTKEとなる。

同社は旧社名Cypherpunk Holdings Inc.としてカナダ証券取引所にHODLで上場を維持しており、今回の米国市場参入により二重上場体制となった。

ビットコインからソラナへの戦略的転換

ソルストラテジーズは2018年の設立当初、プライバシーコインやビットコイン(BTC)投資に注力していた企業である。

しかし、前ヴァルキリー・インベストメンツのリア・ウォルド共同創設者が2024年7月にCEOに就任して以降、ソラナエコシステムへの完全な戦略転換を実行した。

同社は現在、直接的なSOLトークン取得、バリデーターノード運営によるステーキング報酬獲得、ソラナエコシステム内での戦略的投資という3つの柱で事業を展開している。

4つのバリデーターを運営し、339万1092SOLのステーキングを行っており、第2四半期には250万ドル以上のステーキング収益を上げている。

かつて機関投資家としてビットコイン保有量上位20位にランクインしていた同社だが、現在は保有ビットコインを3.168 BTCまで削減し、ソラナに軸足を完全に移した形だ。

この戦略転換により、過去12カ月で株価は1775パーセント上昇という驚異的なパフォーマンスを記録している。

機関投資家市場への本格参入と今後の展望

ナスダック上場の主要目的は、米国の機関投資家へのアクセス拡大と流動性向上にある。

ウォルドCEOは「この上場により株主への流動性が向上し、バリデーター事業の拡大やエコシステムへの関与を深める中で、より大きな資本市場への扉が開かれる」と述べている。

同社は既に5億ドルの転換社債枠を確保しており、さらに最大10億カナダドルの資金調達を計画している。

SOC 2認証取得により機関投資家からの信頼性を高めており、デジタル資産分野での専門性を証明している。

業界関係者は、今回の上場がソラナエコシステム全体にとって重要な意味を持つと指摘している。

同社はソラナに特化した初の上場企業として、機関投資家資金の流入を促進し、ステーキング事業の成長を後押しする役割を担うことが期待されている。

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赤松 柊弥

2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。

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