ソラナ専門の財務企業Upexiは、株式をトークン化し24時間取引を実現する。1億ドル超のソラナを保有し、エコシステム強化を図る。
ソラナ(SOL)に特化した財務企業Upexiは26日、自社の株式公開をトークン化し、ブロックチェーン上で取引可能にすることを明かした。
この取り組みは、Superstate社の規制準拠プラットフォームOpening Bellを通じて行われる。
株式をトークン化することで、24時間365日の取引と決済、流動性の向上、そして分散型金融(DeFi)ツールとの互換性を目指している。
1/ @UpexiTreasury (NASDAQ: UPXI), a consumer-products brand owner expanding into Solana-focused treasury management, has announced its intent to tokenize its SEC-registered shares on-chain via Opening Bell, Superstate’s on-chain issuance platform. https://t.co/IlCeuxO9SA pic.twitter.com/MBQO7lpToZ
— Superstate (@superstatefunds) June 26, 2025
株式トークン化する意義
Upexiは、株式をソラナブロックチェーン上でトークンとして発行することで、投資家がいつでも取引と決済を行えるようになるようにする狙いがある。
さらに、ソラナ基盤のさまざまなプラットフォームに上場することで、DeFiプロトコルや機関投資家を含む、より幅広い市場参加者を呼び込む狙いだ。
このトークン化は、米国証券取引委員会(SEC)の規制に準拠したSuperstate社のプラットフォームを利用して行われる。
そのため、規制を遵守しながらも、暗号資産(仮想通貨)の分散的な思想に沿ったプログラム可能な株式の実現が期待される。
ソラナエコシステムへの強いコミットメント
Upexiはソラナエコシステムへの深い関与を示している。同社の中核戦略は、ソラナを取得して保有し、ステーキングすることで受動的な収益(年利7~9%)を生み出すことにある。
本記事執筆時点で、同社は735,692 SOLを保有している。この保有量は5月28日から8%増加しており、同社の積極的な姿勢を反映している。
同社は、2025年4月にGSRを含む15の著名なデジタル資産ベンチャーキャピタルから1億ドルを調達した。
XPO Logisticsのアラン・マーシャル創業者が経営を率いており、機関投資家からの信頼も厚い。
一方で、同社の株価はインサイダーによる売却申請が報じられたことで24日に62%下落するなど、仮想通貨関連株特有のボラティリティも見られる。
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