ソラナのコミュニティメンバーが、手数料を全額焼却してデフレ化を目指す変更案を公開した。
ソラナ(SOL)のコミュニティメンバーは30日、新たなトークノミクス変更案を公開した。
手数料の全額焼却でデフレ化を目指す
偽名の貢献者であるケイブマンラバーボーイ氏は、ソラナの経済モデルを根本から見直す提案を行った。
ネットワークの計算資源や帯域幅の消費量に連動する「ベースフィー(基本手数料)」を新たに導入する内容だ。そして、この基本手数料をプロトコルレベルで全額バーン(焼却)することを目指している。
現在のソラナは、取引手数料の固定割合である50%をバーンし、残りをバリデーター(承認者)に分配する仕組みを採用している。
同時に、ステーキング報酬を支払うための新規発行も継続的に行われている。そのため、仮想通貨の全体供給量が増加するインフレ状態が続いているのが現状だ。
新しい提案は、イーサリアム(ETH)の手数料モデルに似た概念を取り入れている。
ネットワークの利用状況に応じて手数料を変動させ、それをすべてバーンする仕組みだ。バリデーターへの手数料分配を取りやめることで、ソラナ保有者の長期的な利益を最大化する狙いがある。
創設者も支持、今後の課題と展望
現在のネットワーク状況では、1日あたり約648 SOLしかバーンされていない。この限られた量では、日々のインフレ圧力を相殺するには不十分だ。
しかし、新提案が導入されれば、この状況が大きく変わる可能性がある。ネットワークが高稼働した場合、1日のバーン量は10,800から64,800 SOLに急増すると試算されている。
これは1日約60,000 SOLの新規発行量を上回る水準だ。需要のピーク時には、ソラナが供給減少を伴うデフレ資産に転じる可能性を秘めている。
報道によると、ソラナの創設者もこのリソースベースの全額バーン機能に支持を表明した。エコシステムの中核を担うリーダーが、提案の概念的な価値を認めた形だ。
ただし、実際にメインネットへ導入するには、コミュニティによる正式なガバナンス手続きを経る必要がある。
今後の議論では、いくつかの重要なバランス調整が求められる。バリデーターへの適切な報酬を維持しつつ、ソラナの特徴である低い手数料と高い処理能力を守らなければならない。
実際の利用状況に応じたパラメータの慎重な調整が、今後の鍵を握る。
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