ソラナ財務企業DFDV、40万SOLを追加取得|180万枚に接近

On 8月 29, 2025 at 11:28 am UTC by · 1 min read

ソラナを財務戦略の中核に据える米国公開企業DFDVが、約40万SOLを追加取得。総保有量は183万SOLを超えた。

ソラナ(SOL)を財務戦略の中核に据える初の米国公開企業DeFi Development Corp.(DFDV)は28日、40万7,247 SOLを追加取得した。

今回の取得は、1トークンあたり平均188.98ドルで行われた。これにより、同社のソラナの総保有量は、以前の142万173 SOLから29%増加し、183万1,011 SOLに達した。

同社の公式発表によると、これらの保有資産の総価値は約3億7,100万ドルに上る。

株式公募を原資にソラナを積極購入

DFDVは、ソラナを蓄積し、ステーキング報酬を複利で増やすという独自のビジネスモデルを掲げている。

この戦略は、株主にソラナエコシステムの成長から直接的な経済的利益を提供すると同時に、バリデーター運営を通じてネットワークの分散化に貢献することを目的としている。

今回の取得資金は、最近完了した1億2,500万ドル規模の株式公募によって賄われた。

この公募は1株あたり12.50ドルで実施され、約420万株と追加570万株のワラントが含まれる。

同社によると、調達した資金のうち純手取額で4,000万ドル以上が、将来のソラナ購入や戦略的な財務活動に利用可能だという。

2025年に入ってから同社が調達した資金の総額は3億7,000万ドルを超えており、積極的な資金調達活動が際立っている。

この動きは、機関投資家の間でソラナエコシステムへの関心が高まっている市場環境とも一致する。

また、米国の利下げへの期待感がデジタル資産市場におけるリスク選好を高めていることも、追い風となっている可能性がある。

こうした背景から、ソラナのような有力なアルトコインへの資金流入が続いている。

ステーキングでエコシステム貢献

DFDVは、単に仮想通貨を保有するだけでなく、取得したすべてのソラナをステーキングする方針だ。

これには、自社で運営するインフラを含む複数のバリデーターを活用する。

これにより、ステーキング報酬やバリデーター手数料を通じてネイティブな利回りを得ると同時に、ソラナネットワークの運用安定性に直接貢献する。

今回の取得後も、同社は1株あたりのソラナ保有量(SPS)を0.0864に維持している。これは現在の市場価値で1株あたり17.52ドルに相当する。

2025年を通じて複数回の資金調達による株式数の希薄化があったにもかかわらず、SPSを維持・向上させており、戦略が成功していることを示している。

DFDVのジョセフ・オノラティCEOは、1株あたり純資産価値(NAV/share)を向上させる取引を通じて、「株主価値を高めながらSOLの準備金を大幅に増やす」戦略を一貫して強調している。

同社は今後も、公開市場におけるソラナへのエクスポージャーを提供する主要な機関投資家向け企業としての地位を固めていくとみられる。

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