Suiネットワークは、コンセンサスの問題が原因で、メインネットで約6時間の停止が発生した。現在は復旧済み。
レイヤー1ブロックチェーンのSuiネットワークは14日、メインネットで大規模なコンセンサス障害が発生し、約6時間にわたりトランザクション処理が停止した。
コンセンサス障害によるネットワーク停止
ブロックチェーンエクスプローラーのデータでは、協定世界時(UTC)の午後2時22分に最後のチェックポイントが記録された後、新しいトランザクションの検証が行われない状態となった。
これにより、ネットワークは実質的に凍結状態に陥った。
この障害により、Suiエコシステム全体が影響を受けた。dAppsやエクスプローラーなどが一時的に利用できなくなったり、動作が極端に遅くなったりする事態が発生した。
開発チームであるSui Coreチームは直ちに調査を開始し、問題の特定と修正に向けた作業を進めた。
Sui財団は障害発生から約30分後に調査を開始し、その後公式に停止を認めた。技術チームによる懸命な復旧作業の結果、同日午後8時44分にネットワークは正常な動作を取り戻した。
財団は「トランザクションは現在、想定通りに処理されている」と報告し、ユーザーに対してアプリケーションやブラウザの更新を推奨している。
過去の障害
今回の障害の原因について、関係者はバリデータのコンセンサスに関する問題であったと説明している。
一方で、ユーザーの資金に対する重大なリスクは生じていないと強調された。
Suiでは過去にも類似の障害が発生しており、2024年11月にはコードのバグによる停止、2025年12月にはコンセンサスの遅延によるパフォーマンス低下が報告されている。
今回の停止は、Suiの預かり資産残高(TVL)が約10億5000万ドルという高水準に達していた時期に重なった。ネットワークの利用拡大に伴い、信頼性の確保が改めて課題として浮き彫りになった形だ。
競合する高速ブロックチェーンのソラナ(SOL)が直近18ヶ月間安定稼働を続けていることと比較し、インフラの安定性を懸念する声も一部で見られる。
市場全体の地合いが良好な中でのトラブルだったが、スイ(SUI)価格への影響は比較的限定的だった。
障害発生中に一時的な価格変動は見られたものの、その後は1.82ドル付近で推移した。
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