
2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。
テザー社のパオロ・アルドイノCEOは8日、同社がビットコイン(BTC)を売却したとの憶測について完全否定した。
同社は一切のビットコイン売却を行っておらず、むしろ投資部門への戦略的移管により保有量が増加している。
Correct.
Tether didn't sell any Bitcoin. As Samson says below, it contributed part of its stash into XXI.While the world continues to get darker, Tether will continue to invest part of its profits into safe assets like Bitcoin, Gold and Land.
Tether is the Stable Company. https://t.co/4KxdeNEsOE
— Paolo Ardoino 🤖 (@paoloardoino) September 7, 2025
今回の憶測は、アナリストのクライブ・トンプソン氏による分析が発端となった。
同氏は監査法人BDOの証明報告書を基に、テザー社のビットコイン保有量が2025年第1四半期末の9万2650BTCから第2四半期末には8万3274BTCへ減少したと指摘。
この約9000BTCの減少を金購入のための売却と解釈した。
しかし、この分析には重要な見落としがあった。
Jan3のサムソン・モウCEOが詳細な説明を行い、テザー社が投資部門XXIへの移管を実施していたことが明らかになった。
モウ氏の説明によると、テザー社は6月2日に1万4000BTC、7月にはさらに5800BTCをXXIに移管している。
これらの内部移管を考慮すると、第2四半期末時点でテザー社のビットコイン保有量は実際には4624BTC増加していた。
7月の移管分を含めると、純増量は少なくとも1万424BTCに達する。
現在、テザー社は10万521BTCを保有しており、これは約117億ドル相当に相当する。
同社は世界最大級の民間ビットコイン保有企業の地位を維持している。
アルドイノCEOは「テザーはビットコインを一切売却していない」と明確に述べ、XXIへの資産移管は売却ではなく戦略的な暗号資産(仮想通貨)投資の一環であると説明した。
同氏は「世界が暗転し続ける中でも、テザーは今後も利益をビットコインや金、土地といった安全資産に再配分していく」と今後の方針を示している。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。