トロンのジャスティン・サン創設者は、新分散型取引所SunPerpのローンチを公開。エアドロップを武器に、DEX市場での競争を目指す。
トロン(TRX)のであるジャスティン・サン創設者は19日、トロンエコシステム内の分散型永久契約プラットフォームSunPerpを公開した。
SunPerpは事前のテスト段階で、マーケティング活動を行わずに3000人以上のユーザーを自然に獲得していた。
Perp Dex on TRON has a bright future. Tron is a major USDT network, and perps were one of USDT’s earliest use cases. It came late, but as the saying goes: the best time to plant a tree was ten years ago — the second best is now. https://t.co/FrvjQXSUCy is finally here.
— H.E. Justin Sun 👨🚀 (Astronaut Version) (@justinsuntron) September 18, 2025
トロンエコシステムに新DEXのSunPerp誕生
SunPerpは、トロンのブロックチェーン基盤上に構築された分散型永久取引所だ。
世界のテザー(USDT)取引の50%以上を処理するとされるトロンの優位性を活用し、トレーダーに高い流動性と迅速な取引実行を提供することを目指している。
公開に先立ち、暗号資産(仮想通貨)インフルエンサーであるAB Kuai.Dong氏は、サン氏に関係するチームがこのオンチェーンデリバティブ取引所を開発したことを複数の情報源から確認したと明かしていた。
暗号資産(仮想通貨)インフルエンサーのAB Kuai.Dong氏が、ある情報を公開に先立って明らかにした。
彼が複数の情報源から確認したところによると、そのオンチェーンデリバティブ取引所はサン氏関連のチームが開発した。
テスト期間中には、入出金や注文実行といった中核機能の安定性が確認されている。
低手数料とエアドロップで市場競争へ
サン氏は、SunPerpがdYdXやGMXなどの既存プラットフォームに対し後発者の利点を活かす戦略を取ると強調している。
競合他社を下回る超低手数料や、預金者への報酬モデル、トロンの低コストな取引環境が差別化の核となる。
コミュニティでは、将来的なエアドロップへの期待が大きな話題を呼んでおり、これがユーザー獲得の主な原動力となっている。
一方で、競合のハイパーリキッド(HYPE)が24時間で270万ドルの手数料を生み出すなど、市場競争は激しい。
SunPerpの成功は、低手数料の維持や取引ペアの拡充が鍵を握ると見られている。
プラットフォームの正式ローンチは、シンガポールで24日から開催されるToken2049で予定されている。
サン氏は、ガバナンストークンや紹介プログラムなどを公開する計画だ。
また、ポイントシステム、ランキング機能といった新機能も近日中に導入される見込みだ。
SunPerpの成功は、基盤となるトロンの価値にも影響を与え、代表的なアルトコインの一つとしての注目度を高める。
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