トランプ家支援WLFI、ステーブルコインUSD1をアプトスに展開

On 10月 2, 2025 at 10:38 am UTC by · 1 min read

World Liberty Financialは、トランプ家が支援するステーブルコインUSD1を10月6日にアプトスネットワーク上でローンチすると明かした。

ドナルド・トランプ大統領一族が支援するWorld Liberty Financial(WLFI)は2日、同プロジェクトのステーブルコインUSD1を10月6日にアプトス(APT)上でローンチすると明かした。

この発表は、シンガポールで開催されたカンファレンスToken 2049で、ドナルド・トランプ・ジュニア氏とWLFIのザック・ウィットコフCEOによって行われた。

USD1は、米ドルと1対1の価値を維持するように設計されたステーブルコインで、トランプ家が支援するWLFIによって発行される。

アプトスは、公式X(旧ツイッター)でこの発表を認め、「アプトスはUSD1にとって初のMoveベースの統合先となる。世界で最も速く、安く、効率的なレールを選ぶ者が増えている」と投稿した。

USD1がアプトスエコシステムに統合

今回の統合により、USD1はアプトスネットワーク上で完全なプロトコルサポートを受けることになる。

具体的には、Echelon Market、Hyperion、Thalaといった分散型金融(DeFi)アプリケーションのエコシステムに組み込まれる予定だ。

アプトスネットワークは現在、7億2,000万ドルを超える現実世界資産(RWA)と、USDCやUSDTなどを含む10億ドル以上のステーブルコインを保有している。

USD1はこれまで、BNBチェーン、ソラナ(SOL)、トロン(TRX)、イーサリアム(ETH)などで運用されており、アプトスへの展開はMoveベースのブロックチェーン基盤への拡大を意味する。

APT価格は上昇

この発表は市場に直接的な影響を与え、暗号資産(仮想通貨)市場全体の強気な勢いも相まって、APT価格は2日に4.60ドル以上に上昇した。

9月27日に観測された移動平均収束拡散手法(MACD)の買いシグナルも、この上昇トレンドを後押ししている。

一部のアナリストは、強気の勢いが続けば価格は5.00ドルを超える可能性があると指摘している。

WLFIは今後、デジタル資産を日常の支払いに利用できるデビットカードの導入も計画している。

ウィットコフCEOはさらに、不動産や石油、ガスなどの伝統的な資産をトークン化し、機関投資家向けのRWA商品を拡充する構想も明らかにした。

アプトスは、USD1がクロスチェーンの相互運用性を高める「重要な柱」になると強調している。

今回の統合は、アプトスの高い処理能力を持つアーキテクチャを活用し、既存のステーブルコインが直面するスケーラビリティの課題に対処する狙いがある。

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