アパホテルでJPYC決済導入|UPBONDがテスト運用開始

On 8月 20, 2026 at 9:20 am UTC by · 1 min read

アパホテル宿泊者向けのAIと仮想通貨を活用した観光体験のテスト運用が開始した。ステーブルコインのJPYCを用いた決済インフラを導入。

ブロックチェーン開発のUPBONDは19日、アパホテル宿泊者向けに観光体験を提案するテスト運用を開始した。

AIと仮想通貨を活用した新たな宿泊体験

同社とJapanTicketは2026年6月から、訪日外国人を対象とした実証実験を開始している。

UPBONDは同年4月より、アパホテルで「事前チェックイン×AIエージェント」というサービスを提供してきた。この基盤にジャパンチケットが持つ観光や飲食店の予約機能を統合し、サービスの拡充を図る。

宿泊客はホテル滞在中に、AIを通じて地域や季節に応じた最適な観光プランの提案を受けられる。具体的には、人気の寿司店や日本食レストラン、居酒屋の予約などが可能だ。

また、相撲の朝稽古の見学や、箸作りといった伝統工芸体験など、日本文化に触れるプログラムも用意されている。

さらに、百貨店や観光施設で利用できるクーポンも提供され、地域での消費を促す仕組みが整えられている。

この取り組みは、宿泊施設と地域の観光事業者をつなぐ新たな送客モデルの構築を目的としている。テスト運用を通じて、宿泊客の利用状況や満足度、地域への送客効果などを詳細に検証していく。

ステーブルコイン決済でインバウンドの課題解決へ

コンテンツの連携と並行して、UPBONDは新たな決済インフラ「Agentic Wallet」の開発を進めている。これはAIが旅行体験を提案し、暗号資産(仮想通貨)を用いた決済までを一貫して処理するシステムだ。

決済には、日本円に連動するステーブルコインのJPYCが使用される。

旅行者は「Login3.0」と呼ばれる独自のプラットフォームを通じて、本人認証と決済を一つの環境でスムーズに行うことができる。

訪日外国人が直面しやすい高額な為替手数料の負担や、クレジットカードの決済エラーといった課題を解決する手段として期待されている。

ステーブルコインを実社会の観光シーンに組み込むことで、利便性の高い旅行体験の提供を目指す。

今回の発表は、アパホテル宿泊者を対象としたJPYC決済の実証実験の本格的な開始を意味している。

労働力不足が深刻な課題となる宿泊業界において、AIとブロックチェーン技術を組み合わせたデジタル化は、フロント業務の効率化と顧客満足度の向上を両立させる重要な鍵となる。

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