米政府が押収した86.6ETHをコインベースに送金。市場への影響は限定的も、新しい仮想通貨BTCBULLに資金移動の可能性。
米国政府関連ウォレットは7日、過去に押収したイーサリアム約86.6ETH(約21万9000ドル相当)をコインベースの機関投資家向けサービスへ送金したことが明らかになりました。
この動きは、政府による押収資産の売却準備の可能性を示すものとして、市場関係者から注目を集めています。
押収資産の移動と新しい仮想通貨管理戦略
アーカムのデータによると、送金は7日に2回に分けて実行されました。
最初に約10ドル相当のテスト送金が行われ、その後、86.564ETHの本送金が確認されています。
送金先は、機関投資家向けのサービスであるコインベースプライムの入金アドレスです。
これらの資金は、2022年10月に連邦捜査局(FBI)がサイバー犯罪者チェイス・セネカル氏から押収した資産に由来しています。
このウォレットは押収以来、今回の送金まで約3年間動きがありませんでした。
アーカムは、このウォレットをUS Government: FBIとしてラベル付けしており、約10万ETHを保有していることが確認されています。
このような政府による資産移動は、押収した新しい仮想通貨の管理や清算に向けた戦略の一環と見なされています。
市場への影響と今後の見通し
今回送金された金額は比較的小規模であるため、市場への直接的な影響は限定的でした。
イーサリアムの価格は送金当時、一時的に下落したものの、2500ドル付近で安定して推移しています。
イーサリアムの時価総額は約3050億ドルと巨大で、今回の取引額は全体から見れば微々たるものです。
懸念されているのは、政府が管理するウォレットに残る資産の規模です。
このウォレットにはまだ6万ETH以上が保管されており、現在の価格で約1億5200万ドルに相当します。
これらが将来的に売却された場合、市場に大きな影響を与える可能性があります。
市場参加者は、政府のウォレットから追加の動きがないか、引き続き動向を注視している状況です。
次の投資機会として注目の新しい仮想通貨
政府の動向が市場の注目を集める一方で、個々の投資家は市場全体のトレンド、特にビットコイン(BTC)の価格動向に連動する新しいプロジェクトに目を向けています。
その中でも特に注目を集めているのが、BTC Bull Token(BTCBULL)です。
BTC Bull Tokenは、イーサリアムブロックチェーン上で構築されたミームコインでありながら、ビットコインの価格動向に連動して価値が変動する特徴を持っています。
ホワイトペーパーによると、ビットコインが特定の価格に達するたびに、トークンのバーンが実行され、15万ドルと20万ドル到達時にはビットコインのエアドロップが行われる仕組みです。
これにより、ビットコインを直接保有することなく、その価格上昇の恩恵を受けることが可能になります。
現在進行中のプレセールでは、すでに777万ドル以上を調達し、総供給量210億トークンの40%が市場やマーケティングに配分されるなど、積極的な普及活動が展開されます。
ステーキングによって高いAPYを得ることも可能で、長期保有を促す設計です。
プレセールは間もなく終了し、分散型取引所への上場が目前に迫る中、アナリストからは上場後の価格上昇も予測されており、その動向から目が離せません。
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