
Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。
イーサリアム(ETH)のヴィタリック・ブテリン共同創設者は9日、レイヤー2ブロックチェーン「スタークネット」から、ネイティブトークンであるSTRK629万枚を受け取った。
これはスタークネットのロックされたトークン付与によるもので、その価値は101万ドル(約1億5453万円)に相当する。このトークンは、初期の貢献者向けに設計された報酬プログラムの一環として配布された。
今回のトークン付与は、ブテリン氏が2018年1月に行ったスタークウェア社のシードラウンド参加に起因する。
同氏は当時、600万ドル規模の資金調達ラウンドに初期から関わっており、定期的なエアドロップの対象となっている。
今回アンロックされたトークンは、1年間の権利確定期間が設定されていた。この配布により、STRKはブテリン氏のポートフォリオにおいて2番目に大きな暗号資産(仮想通貨)となった。
同氏が保有するイーサリアム24万枚(約1621億8000万円)に次ぐ規模である。
ブテリン氏は過去にもポートフォリオを積極的に管理する動きを見せている。2024年には210万STRKを大手仮想通貨取引所のバイナンスに送金した事例があり、今回受け取ったトークンの今後の動向が注目される。
しかし、一部で噂されたメトセラ財団への送金に関する事実は確認されておらず、ブテリン氏自身もトークンの使い道について公には言及していない。
スタークネットのネイティブトークンであるSTRKの価格は、市場で厳しい状況にある。2024年2月に付けた最高値4.41ドルから60%下落し、今回のアンロック時点では0.16ドルで取引されている。
この価格動向は、ビットコイン以外のアルトコイン市場全体の流れを反映する側面もある。
一方で、スタークネットのプロジェクト自体は成長を続けている。最近ではビットコインステーキングの仕組みを導入し、開始から1週間で預かり資産総額が1億ドルを突破した。
プロジェクトの基盤が強化される中、イーサリアムの今後と共にスタークネットの展開にも関心が集まっている。
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Coinspeakerの専任暗号資産ライター。2020年から仮想通貨投資を始め、ビットコイン、NFT、DeFiへの投資経験がある。2025年6月にCoinspeakerに加わる。