Xはクリエイター向けの新たな収益化プログラムにおいて、USDCなどのステーブルコインによる支払いを検討している。
Xは20日、クリエイター報酬の支払いにステーブルコインの導入を検討し始めた。
新たな収益化プログラムへの移行
Xは現在、長年続いてきた収益分配プログラムから、新しい「オリジナルコンテンツ報酬プログラム」への移行を進めている。
同社は7日、従来のプログラムの新規受付を終了したと発表した。現在の参加者は9月7日まで引き続き収益を獲得できる仕組みとなっている。
新プログラムへの申し込みは、9月8日から順次開始される予定だ。新しいシステムは、独自のアイデアや専門知識、創造性をプラットフォームにもたらすクリエイターに報いることを目的としている。
収益は、ホームタイムライン上のプレミアムユーザーからのインプレッションに基づいて計算される。
参加条件も以前のモデルより厳格になった。クリエイターは18歳以上で、個人またはビジネスアカウントを持ち、Xの有料プランを購読している必要がある。
さらに、500人以上の認証済みフォロワーを持ち、過去90日間に認証済みユーザーから50万回以上のインプレッションを獲得しなければならない。
Xは対象となるコンテンツの基準も明確にしている。オリジナルの文章や報道、分析、写真、動画、ミームなどが評価の対象となる。
一方で、コピーされたものや再アップロードされたコンテンツ、自動生成されたものは除外される。
USDCなどステーブルコイン支払いの可能性
Xはこの新プログラムの支払い方法として、サークルが発行するステーブルコインUSDCなどを検討している。現時点では最終的な決定は下されておらず、導入時期も未定だ。
公式な発表はまだ行われておらず、あくまで模索段階とみられている。
USDCは1ドルに連動した仮想通貨であり、価格変動が少ない特徴を持つ。そのため、報酬の受け取り手段として実用性が高いとされている。
Xは現在、USDC以外の仮想通貨や、従来の法定通貨による支払い方法も含めて慎重に評価を続けている。
仮想通貨が採用された場合、国境を越えた支払いの迅速化や手数料の削減が期待できる。世界中のクリエイターにとっても、より柔軟な報酬の受け取りが可能になる。
ただし、Xがステーブルコインを検討している具体的な理由は明らかにされておらず、運用上の目標に基づいた推測にとどまっている。
支払いスケジュールについては、すでに詳細が発表されている。従来のプログラム参加者への最終支払いは、9月11日頃に行われる予定だ。
すでに新システムにいる対象者向けの初回支払いは8月28日に行われ、9月8日以降に登録した移行組への最初の支払いは9月25日に実施される。
next