マスク氏のxAI、Grok強化へ金融専門家を募集|仮想通貨業務も

On 3月 18, 2026 at 11:21 am UTC by · 1 min read

イーロン・マスク氏率いるxAIが、AIチャットボットGrokの金融機能強化に向け、ウォール街の専門家を募集している。

イーロン・マスク氏が設立したAIスタートアップのxAIは16日、チャットボットGrokの金融機能を強化するため、ウォール街の専門家を募集していると明かした。

仮想通貨関連業務も担う

xAIは、銀行家やトレーダー、クレジットアナリストなどの金融専門家を「AIチューター」として採用している。

これらの専門家は、Grokのトレーニングに向けたデータアノテーションチームに加わる。複雑な金融タスクに関する高品質なデータ入力や専門的な推論を提供する役割を担う。

対象となる業務には、暗号資産(仮想通貨)市場の分析やM&Aモデリング、直接融資などが含まれる。

募集要項によると、報酬は経験に応じて時給45ドルから100ドルに設定されている。

業務はリモートで行われ、フルタイムまたは週10時間以上の契約社員として柔軟な働き方が可能だ。

応募者には高い英語力や分析的判断力に加え、CFAなどの金融資格に関する知識が求められている。データ収集のために音声やビデオの録音が含まれる場合もある。

同社はこれまでにも、税務支援のために会計士をトレーニングに起用してきた経緯があり、専門分野の強化を続けている。

競合対抗とデータ不足の解消へ

Grokのトレーニングにおいて、データの不足は大きな課題となっている。現在はマスク氏が所有するX(旧Twitter)のデータに大きく依存している状況だ。

そのため、イーロンマスク仮想通貨関連の動向がAIの学習データに与える影響も少なくない。

専門的な金融知識を取り入れることで、高度なモデリングや現実世界の市場理解を深める狙いがある。

xAIのAIチューターチーム責任者であるディエゴ・パシーニ氏は、最近の社内会議でデータ不足を指摘していた。

今回の採用活動は、OpenAIなどの競合他社に対抗し、Grokを企業向けの金融ツールとして展開するための重要なステップとなる。

同社は、2026年1月に200億ドルの資金調達を実施しており、開発体制の強化を進めている。

将来的には、Grokを金融プランニングの多目的ツールとしてXに統合する構想もある。Xをあらゆる機能を持つアプリにするというマスク氏の目標に向けた動きの一環だ。

このプラットフォーム上で、ビットコイン(BTC)などのデジタル資産の管理が可能になる日も近いとされている。

一方で、AIを金融のアドバイスに利用することに対しては、規制上のリスクを指摘する声も上がっている。

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