XRPレジャーは27日、ネットワークの安全性とデータ整合性を向上させる最新アップデートをメインネットで実装した。
リップル(XRP)の基盤となるXRPレジャー(XRPL)は27日、最新のネットワークアップデートをメインネットで実装した。
インフラの安全性とデータ整合性を向上
今回のアップデートは、暗号資産(仮想通貨)の基盤技術であるXRPレジャーのサーバー実装バージョン3.1.3に伴うものだ。
新しい機能を追加するのではなく、ネットワークの安全性やデータ整合性を高めるメンテナンスを主な目的としている。
具体的には、NFTや権限付きドメイン、資産保管機能であるボルト、貸付プロトコルの4つの主要領域で修正が行われた。
XRPレジャーは、リップル社が開発を主導したことでも知られている。NFTの分野では、期限切れとなった取引オファーの処理方法が改善された。
これまでは無効なデータがネットワーク上に蓄積する可能性があったが、今回の修正で自動的に削除される仕組みが導入された。
ネットワーク上の不要なデータを減らし、市場の健全性を保つ狙いがある。
権限付きドメインの機能も強化された。特定の仮想通貨や環境にアクセスできる対象を制限する機能において、取引が失敗した際のルールが厳格化された。
取引が取り消されたにもかかわらず、設定の一部が変更されてしまうという例外的な事象を防ぐことができる。
ノード運営者にバージョンアップを喚起
資産保管機能であるボルトや貸付プロトコルに関する修正も含まれている。ボルトから資産を引き出す際、これまでスキップされていたトークンの制限チェックが正しく機能するようになった。
貸付プロトコルでは、債務不履行や減損ローンの帳簿付けが正確に更新されるよう調整されている。複雑な金融取引において、ネットワークの状態が矛盾したり破損したりするリスクを軽減する。
今回のアップデートはインフラストラクチャの改善であり、一般の仮想通貨保有者が特別な手続きや資金移動を行う必要はない。
一方で、ネットワークに参加するノードやバリデーターの運営者は、事前に最新バージョンへ更新することが求められていた。
古いバージョンのまま稼働を続けるノードは、修正ブロックと呼ばれる状態に陥る。
新しい取引の処理やネットワークの合意形成に参加できなくなり、メインネットとの同期が切断される。開発チームは取引所や関連サービスの運営者に対し、速やかな対応を呼びかけていた。
next