クラーケンとBackedが開発したトークン化株式xStocksの総取引高が250億ドルを突破。RWAのトークン化が機関投資家の関心を集める。
トークン化株式フレームワークであるxStocksはこのほど、総取引高が250億ドルを突破した。
急成長するトークン化株式市場
xStocksは、暗号資産(仮想通貨)取引所大手クラーケンとDeFiプロジェクトのBackedが提携して開発した現実世界の株式や上場投資信託(ETF)のデジタル版だ。
各トークンは原資産となる株式に1対1で裏付けられている。
ライセンスを持つカストディアンが倒産隔離構造で保管し、完全な担保を確保している。
公開から8カ月未満で総取引高250億ドルという節目を迎えた。2025年11月には100億ドルを記録していた。
この取引高には、中央集権型取引所や分散型取引所での活動、および発行や償還の操作が含まれる。
エコシステムは拡大を続けており、オンチェーンのユニーク保有者数は8万人を超えた。
オンチェーンでの活動は約35億ドルに上る。運用資産総額は約2億2500万ドルに達した。
現在は、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、トン(TON)のブロックチェーン上で稼働しており、さらなる統合も予定されている。
2026年2月17日現在、ユニーク保有者数に基づくトークン化株式の上位11銘柄のうち8つをxStocksが占めている。世界最大のトークン化株式プロバイダーとしての地位を確立した。
マルチチェーン展開と今後の展望
xStocksの普及には、バイビットやGate.ioといった主要な取引所での採用が大きく貢献した。個人や機関の市場参加者が、世界中からトークン化された株式にアクセスしやすくなった。
特定の企業に独占されることなく、どの取引所でもトークンを発行できる開かれた仕組みを採用している。
ユーザーはトークンを自己保管し、複数のブロックチェーン間でシームレスに移動させることができる。
このような柔軟性が、多様なプラットフォームでの採用を後押しした。現実資産(RWA)のトークン化に対する機関投資家の関心も高まっている。
トークン化株式は実験的な段階を終え、持続的な流動性を持つ市場へと成長した。
現在は約61種類のトークンを提供しているが、2026年末までに数百種類へと拡大する計画だ。
今後は証拠金取引や貸付の担保としての利用も可能になる予定だ。株式市場への直接アクセスが難しい地域のユーザーにも、グローバルな株式へのエクスポージャーを提供するインフラとして期待が高まっている。
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