米資産運用会社がビットコインの100万ドル到達を予測。その技術を支える新しい仮想通貨として注目されるBitcoin Hyperを紹介します。
世界的な資産運用会社であるアライアンス・バーンスタインは9日、ビットコイン(BTC)が100万ドル到達に向かう軌道上にあるとの見方を示しました。
BTCに対する強気な価格予測が行われる中、その技術を支える最新銘柄として、Bitcoin Hyper(HYPER)にも注目が集まっています。
この新しい仮想通貨は、現在ビットコインのレイヤー2を開発していますが、BTCチェーンのセキュリティを引き継ぎながら、ソラナ(SOL)の優れた取引を実行できる技術が高く評価されています。
多くの投資家は、ビットコインで深刻化している取引問題が解決し、活用範囲が広がれば、BTCの需要は急速に上昇すると見ています。
ビットコイン100万ドル予測と今後の課題
BTCは今月に入り、ビットコイン最高値の12万6000ドル台から、一時8万4000ドル台へと価格が下落しましたが、アライアンス・バーンスタイン社は、今後の値動きに対する強気な姿勢を崩していません。
同社は、ビットコインの価格が2033年までに100万ドルに到達すると予測し、2026年には15万ドル、2027年には20万ドルに上昇すると見ています。
この予測では、現在の9万2000ドルの水準から、2026年末までに63%、2027年末までに33.3%の上昇が必要となります。
また、100万ドルに到達するために、今後8年間で年率34.9%のリターンを維持することが求められるでしょう。
一部の専門家は、ビットコインが100万ドルに向けて成長するためには、BTCの実用性を高め、需要を拡大していく必要があるとしています。
というのも、ビットコインはP2P電子マネーとして設計されたものの、高度に分散化されたセキュリティ優先のアーキテクチャにより、処理速度が遅く、長期保有に適した資産として位置付けられているためです。
要するに、眠ったままのビットコインが多いため、今後BTCを成長させていくためには、使える資産へと進化させていく必要があるのです。
そこで登場したのがBitcoin Hyperで、ベースレイヤーの上に実行レイヤー2を構築することで、ビットコインの決済レイヤーの安全性・分散性はそのままに、処理能力を向上させようと取り組んでいます。
これにより、毎秒数千件のトランザクションを処理し、その全てをビットコインの基盤レイヤーで確定させることができるようになります。
新しい仮想通貨、Bitcoin Hyperの役割とは
Bitcoin Hyperは、ビットコインを単なる長期的な価値の保存手段ではなく、実際の通貨として機能させることを目標としています。
これを実現するためにBitcoin Hyperのレイヤー2を、世界最速級の実行環境とされるSVM(ソラナ仮想マシン)で稼働させており、完全にプログラム可能な状態となっています。
そのため、開発者はビットコインに関連づけられたレイヤー2環境で、ソラナのdAppsのようにスムーズに動作するアプリを構築することができます。
その他にも、DeFiプロトコルやWeb3ゲーム、実社会でのアプリまで、あらゆるものをサポートできる環境が整っています。
ビットコインとこのレイヤー2を繋いでいるのが、Bitcoin Hyperのカノニカル・ブリッジ。
HYPERユーザーが、このブリッジを通じて、保有しているBTCをビットコインの基盤レイヤーにロックすると、同等のラップドBTCがエコシステム内で瞬時に発行されます。
このラップドBTCは、SVMと互換性を持っているため、Bitcoin Hyper上のアプリ間を自由に移動し、実際の通貨として機能します。
こうしてBTCは、基盤チェーン上で10分に1回動くだけでなく、BTCをネイティブ通貨として扱うアプリ上で、毎秒数千回も取引されるようになります。
エコシステムの基軸通貨となるHYPERは、レイヤー2のガストークンとして、取引手数料の支払いに利用されるため、Bitcoin Hyperの燃料として、需要拡大が見込まれています。
3000万ドル調達が迫るHYPERプレセール
HYPERは現在、仮想通貨の新規上場前の先行販売として、プレセールを実施していますが、資金調達総額が3000万ドル(約46億6000万円)に迫っています。
プレセール段階からすでにステーキング機能が稼働しており、最大年利40%で受動的な報酬が付与されている点も、投資家にとってのメリットとなっています。
Bitcoin Hyperは、BTCを使える資産として成長させられる高いポテンシャルを秘めており、レイヤー2の需要が増加すればHYPERも市場に広く普及していくでしょう。
同プロジェクトを支持する投資家の中には、HYPERの100倍成長を予測する人もおり、今後の動向が注視されています。
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