米マイニング企業アメリカン・ビットコインは、ビットコイン保有量が6899枚に到達。上場企業として世界16位の規模となる。
米マイニング企業アメリカン・ビットコイン(ABTC)は19日、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)保有量が6899枚に達した。
エリック・トランプ氏が主導する同社は、ギャラクシー・デジタルを上回り上場企業として世界16位の保有規模に到達。
マイニング能力の拡充と戦略的な買い増しにより、米国の仮想通貨インフラとしての存在感を強めている。
保有量でGalaxy Digitalを突破
エリック・トランプ氏が取締役を務めるABTCは、保有するビットコインの価値が約4億8700万ドルに上ることを公表。
この保有量は、米ギャラクシー・デジタルが持つ6894BTCを上回る規模だ。
bitcointreasuries.netのデータによると、上場企業におけるビットコイン保有量ランキングで、同社は世界第16位にランクイン。
2025年後半の30位前後から急速に順位を上げている。
同社はトランプファミリーが約20%の株式を所有する企業。
2025年9月にGryphon Digital Miningとの合併を通じてナスダック市場に上場した。
産業規模のマイニング事業を展開し、米国の仮想通貨インフラ構築を加速。
自社での効率的なビットコインマイニングと、市場での戦略的な直接購入を組み合わせることで保有量を拡大した。
設備投資の加速と財務面の課題
保有量増加の背景には、大規模な資金調達がある。
1億5050万ドルの株式公開を実施し、1万1298台の最新マイニング機器を追加。
これにより採掘能力は大幅に向上した。
一方で、2025年第4四半期決算では5900万ドルの純損失を記録。
BTC価格の下落に伴い、2億2700万ドルの未実現損失が発生した格好だ。
株価も上場後のピークから大きく値を下げている。
株式の希薄化や市場の価格変動リスクへの懸念から、ピーク時の9ドルから約1ドルへと下落した。
それでも同社は、過半数株式を持つHut 8のインフラを最大限活用し、事業の効率化を徹底する方針。
1株あたりのビットコイン保有量を最大化させる戦略を掲げ、米仮想通貨経済における主導権獲得を狙う。
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