ビットフライヤー、BTCハードフォークの第一報を発表

国内仮想通貨取引所bitFlyerがBTC分岐による新通貨ECXの可能性を報告。リスクや今後の計画を解説した。

黒川 理佐 By 黒川 理佐 倉元 大智 Editor 倉元 大智 Updated 1 min read
ビットフライヤー、BTCハードフォークの第一報を発表

Key Notes

  • bitFlyerはビットコインから新通貨ECXが分岐する可能性について第一報を発表した.
  • 誤送金リスクを考慮し、将来的にビットコインの入出金を一時停止する可能性がある.
  • ECXの開発は3段階で進行予定だが、休眠資産の割り当て提案が議論を呼んでいる.

暗号資産(仮想通貨)取引所大手のビットフライヤーは10日、ビットコイン(BTC)から分岐し、新たな仮想通貨であるeCash(ECX)が誕生する可能性について報告した。

新通貨ECXの誕生と取引所の対応

このECXは、すでに市場に存在するeCash(XEC)とは全く異なる銘柄であるため、ユーザーは混同しないよう注意が必要だ。

現時点では取引所としての対応方針を検討中であり、詳細が決定次第改めて告知するとしている。

現在、ビットコインの取引や入出金は通常通り利用可能となっている。しかし、ECXはビットコインと同じアドレス形式を使用する予定であり、リプレイプロテクションが任意となる見込みだ。

この仕様が原因で、異なるチェーン間で誤送金が発生するリスクが懸念されている。そのため、顧客の資産保護を最優先とし、将来的にビットコインの入出金を一時的に停止する可能性がある。

また、顧客に対するECXの付与については現時点で未定となっている。取引所側は技術的な仕様やネットワークの安定性、リプレイ攻撃のリスクなどを慎重に審査している段階だ。

開発の背景と今後のスケジュール

ECXの開発プロジェクトは、LayerTwo Labs(レイヤーツーラボ)のポール・ストルツ共同創設者兼CEOが主導している。

同氏は長年にわたりビットコインの技術拡張を提唱してきた人物だ。今回のプロジェクトでは、フォーク時にビットコイン保有者に対して1対1の割合でECXを付与することを目指している。

当初は8月下旬のハードフォークが予定されていたが、展開スケジュールは3段階に変更された。

具体的には、8月23日にアルファ版、9月20日にベータ版が稼働し、10月31日に最終版がリリースされる見通しだ。初期段階で発行される一時的なコインは、最終版のリリース時に正式なECXと交換できるようになる。

ただし、実際のブロック高や時期はネットワークの状況に応じて変動する可能性がある。なお、ビットコインネットワークにおけるBIP-110の議論は、このハードフォークとは別の目的で進行している。

このプロジェクトを巡っては、サトシ・ナカモトに関連する休眠状態のビットコインの一部を、新しいチェーンのユーザーや開発者に割り当てる提案が含まれている。

この方針は仮想通貨コミュニティ内で強い批判を浴びており、議論を呼んでいる。

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黒川 理佐
Coinspeakerニュースデスク 黒川 理佐

2021年から仮想通貨投資を始め、数十のプロジェクトをリサーチ・利用。メルマガやSNSで最新情報を発信し、信頼を集める。2025年よりCoinspeaker参画。鋭い分析で、初心者から上級者まで役立つ情報を提供。

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