米ビットマイン、企業戦略として5億ドル相当のETH保有を公表

On 7月 15, 2025 at 4:48 pm UTC by · 1 min read

ビットマインが5億ドル超のイーサリアム保有を、BTCSが保有量221%増を公表。企業による仮想通貨財務戦略の新たな動きを示す。

米ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは14日、企業戦略の一環として16万3142ETHを保有していることを明らかにした。

時価総額は5億ドルに達し、7月9日に完了した2億5000万ドルの私募調達額を大幅に上回る規模となった。

同社はファンドストラット・トーマス・リー会長が率いるイーサリアム財務戦略企業で、ストラテジーのビットコイン戦略をイーサリアムで模倣する手法を採用している。

この発表を受け、同社株価は市場取引開始前に40%以上急騰し、投資家の強い関心を示した。

ETH戦略企業が相次ぎ台頭

企業によるイーサリアム(ETH)保有拡大の動きは他社にも広がっている。

ブロックチェーン企業BTCSは最近、保有するイーサリアム量を大幅に拡大した。

同社は5月時点で2万9122ETHを保有し、2024年末から221%の増加を記録した。

BTCSは現金と仮想通貨を合わせた総資産が9630万ドルに達しており、現金も含む分散型資産構成でリスク管理を図っている。

BTCSのチャールズ・アレンCEOは、ストラテジーのビットコイン(BTC)蓄積戦略に倣ってイーサリアムを長期成長の中核資産と位置づけている。

同社は5月に投資会社ATWパートナーズ主導による5700万ドルの資金調達契約を締結し、バリデータノード運用とETHステーキング事業の拡大を目指している。

マイニング企業もETH投資に転換

ビットコインマイニング関連の企業でもイーサリアム投資への転換が進んでいる。

BTC Digitalは100万ドル相当の現金をイーサリアムに投資し、イーサリアムを新たなデジタル・ゴールドと位置づけた。

同社のスグアン・ペンCEOは、イーサリアムがオンチェーン・ドル決済と価値移転の基盤として台頭していると説明している。

準備資産として保有されているイーサリアムは現在、分散型自律組織やレイヤー2ネットワーク、上場企業などにより134万ETHを超えている。

ビットマインの積極的なイーサリアム集積とBTCSの分散型アプローチは、企業財務における仮想通貨活用の多様化を示している。

機関投資家による暗号資産(仮想通貨)投資の拡大が続く中、企業によるETH保有戦略の動向に市場の注目が集まっている。

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