BitPay、ソラナ決済を統合|高速・低コストの取引を実現へ

Updated on 8月 14, 2025 at 4:07 pm UTC by · 1 min read

仮想通貨決済大手のBitPayは、ソラナとステーブルコインの取り扱いを開始。高速・低コストな決済をユーザーと加盟店に提供。

暗号資産(仮想通貨)決済大手のBitPayは13日、ソラナ(SOL)ブロックチェーンを全製品群に統合した。

この統合により、ユーザーはソラナおよびソラナ基盤のステーブルコインUSDC、USDTをBitPayウォレットで直接管理、使用できるようになった。

加盟店は顧客からのソラナ決済を受け付けることが可能となり、受け取った資金は法定通貨で決済されるため、価格変動リスクを負わない仕組みになっている。

ステーブルコイン決済の新展開

今回の統合により、ユーザーはSOL、USDC、USDTを使って250以上の主要ブランドのギフトカード購入、請求書支払い、BitPay加盟店でのショッピングが可能になる。

BitPayのビル・ジルク最高マーケティング責任者は「ソラナは仮想通貨コミュニティの中でも特に情熱的で活発なコミュニティの拠点であると同時に、ステーブルコインの主要ネットワークとして台頭している」と述べた。

同社は2021年からステーブルコイン採用を推進しており、ソラナの低手数料インフラが取引成長をさらに加速させると予想している。

最初の導入事例として、高級時計・宝飾品小売店のThe 1916 Companyがソラナ決済の受付を開始した。

同社のジョン・シュマーラーCEOは「ソラナの速度と低い取引コストが、特にUSDTやUSDCなどのステーブルコインと組み合わせることで、顧客とビジネスの両方に効率性と利点をもたらす」と評価している。

主流金融での採用拡大

ソラナは高いスループットと低い取引コストにより、国際間決済やオンチェーン決済の効率化を実現し、様々な決済プラットフォームへの統合が進んでいる。

特にVisaがイーサリアム(ETH)に加えてソラナをステーブルコイン決済プラットフォームに統合。

さらに、NYSE上場のFortune 500企業であるFiservが、今後数カ月以内にソラナ上で銀行フレンドリーなステーブルコインの立ち上げを計画している。

これらの動きは、ソラナが主流金融におけるステーブルコイン取引で重要な役割を担いつつあることを示している。

機能は段階的に展開される予定で、当面は決済とウォレット管理機能が提供され、将来的にはソラナベースの支払いオプションが加盟店に追加される計画だ。

この統合により、機関投資家と仮想通貨投資の橋渡し役としてのソラナの地位がさらに強化されることが期待される。

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