米BTCS、イーサリアム追加取得|保有量を7万ETHに拡大

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ブロックチェーン企業BTCSは、DeFiとTradFiを組み合わせた戦略で資本を調達し、イーサリアム保有量を7万ETHに拡大。

ブロックチェーン技術企業BTCSは28日、イーサリアム(ETH)の保有量を1万4240枚増やし、総保有量を7万28 ETHまで拡大した。

1ETH約3850ドルの価格で計算すると、同社の暗号資産(仮想通貨)保有価値は約2億7000万ドルに達している。

この増加は、同社が推進する独自のDeFi/TradFi フライホイール戦略の一環として実現。

同時に1000万ドルの転換社債発行も完了し、1株13ドルという市場価格より198%高い転換価格での調達に成功している。

分散型と伝統的金融を組み合わせた戦略

BTCS社のシャルル・アレンCEOは、DeFi/TradFi フライホイールと名付けた独自の資金調達戦略を駆使している。

この手法では、DeFiプロトコルを活用した低コストの借り入れと、株式市場での売却や転換社債発行といったTradFi手法を組み合わせている。

2025年に入ってから、同社はこの戦略により総額2億700万ドルの資金を調達。

資金調達の内訳は、随時株式売却が63%、転換社債が12%、DeFiプロトコルAaveからの借り入れが25%となっている。

同社は希薄化管理を重視しており、発行済み株式総数を4785万2778株に維持している。

7月25日までの1週間では、随時株式売却プログラムで27万1580株を1株6.04ドルで売却し、164万ドルを調達したのみにとどめている。

イーサリアム特化企業としての成長戦略

BTCS社は、イーサリアムのインフラに特化した企業として5年間にわたって事業を展開している。

単なる資産保有にとどまらず、バリデーターノードを通じたステーキング事業NodeOpsと、ブロック構築事業Builder+を運営。

アレンCEOは「ETHをただ保有するのではなく、ステーキングとブロック構築を通じて株主に収益と利回りを提供していることが大きな成果だ」と述べている。

同社は世界最古の上場ブロックチェーン企業として、20年間の資本市場経験と10年間の仮想通貨投資分野での実績を強みとしている。

リスク管理のため、同社は純資産価値に対するレバレッジ上限を40%に設定している。

同社はAIを活用したブロックチェーンデータ分析プラットフォームChainQも開発しており、ブロックチェーンエコシステムでのユーザー体験向上を図っている。

今後もイーサリアムを中心としたアルトコインの垂直統合型事業モデルの拡大を目指している。

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