カルダノ財団は、スイスのスーパーマーケット「スパー」137店舗で暗号資産ADAによる決済を導入した。
カルダノ財団は5日、スイス国内のスーパーマーケットSPARの137店舗で新たな決済サービスを開始した。
今回のサービ開始にあたり、スイスを拠点とする暗号資産(仮想通貨)金融サービス企業のDFX.swissおよびフィンテック企業のBrickTowersと提携した。
スイス全土に展開するスーパーマーケットの137店舗で、カルダノ(ADA)による支払いが可能になる。
ADAで小売決済
カルダノが実店舗の小売決済に本格的に導入されるのは初の試みだ。決済システムには、DFX.swissが開発した仮想通貨決済規格であるOpen Crypto Payを採用している。
顧客はレジでの支払い時に、カルダノのネイティブウォレットから直接ADAで決済できる。中央集権的な取引所を経由せず、取引はリアルタイムで処理される仕組みだ。
DFX.swissのプラットフォームは、メタマスクやハードウェアウォレットなど、広く利用されている複数のウォレットに対応している。
この決済システムは、加盟店にとって大きなコスト削減のメリットがある。
オープン・クリプト・ペイを通じた取引手数料は、従来のクレジットカード会社と比較して約3分の2安く設定されている。小売業者が仮想通貨決済を導入する強力な動機付けとなっている。
貯蓄アプリとの連携で広がる実用性
今回の提携では、ブリックタワーズが提供する貯蓄アプリのアーブルも同じインフラに統合されている。ユーザーは家族やパートナーのための貯蓄目標を設定し、基盤となるデジタル資産としてADAを活用できる。
貯蓄から決済、分散型金融ツールまでを単一のプラットフォームで完結させるエコシステムを構築している。
アーブルのアプリを通じて貯蓄したADAは、そのままスパーの店舗での支払いに利用できる。スイスの規制枠組みの中で運営されており、ユーザーは仲介者を介さずにADAをスイスフランなどの法定通貨に変換することも可能だ。
カルダノ財団のフレデリック・グレガードCEOは、ブロックチェーンが目に見えないインフラとなり、ADAでの支払いがカード利用と同じくらい自然になったと述べている。
実験的な段階を抜け出し、真の金融変革へと移行しているとの見方を示した。
また、機関投資家向けの市場でも動きがあり、CMEグループがADA先物をローンチするなど、カルダノの市場参加者は拡大を続けている。
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