ブロックチェーン監査CertiK、IPOを表明|評価額約20億ドル

Updated 7時間 ago by · 1 min read

CertiKがIPOを目指す意向を表明。評価額は約20億ドルに達する。過去のセキュリティ問題への対応と信頼回復が上場の鍵。

ブロックチェーンセキュリティ企業CertiKは23日、新規株式公開(IPO)を目指す計画を明らかにした。

同社のロンフイ・グーCEOがスイス・ダボスで開催中の世界経済フォーラムで表明。

2022年に評価額約20億ドルに達しており、実現すればWeb3サイバーセキュリティ企業として初の上場となる。

バイナンスが「8桁ドル台」の追加出資で最大株主に

グー氏はインタビューで「CertiKの上場は、製品と技術の規模拡大に伴う自然な次のステップだ」と述べた。

具体的な時期や戦略は未定としつつも、確実に追求している目標と明言。

暗号資産(仮想通貨)業界では2025年のサークル上場に続き、ビットゴーが今月2億1300万ドルを調達するなど、IPOの動きが活発化している。

CertiKは2018年の設立以来、約2億9600万ドルを調達。

出資者にはバイナンス、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2、ゴールドマン・サックス、タイガー・グローバル、セコイア・キャピタルなどが名を連ねる。

グー氏によると、バイナンスは最近8桁ドル台の追加投資を行い、最大株主となった。

YZi Labsと100万ドルの監査助成で提携

CertiKは1月6日、バイナンスのチャンポン・ジャオ創業者のファミリーオフィスYZi Labsとの戦略的提携を発表。

「EASY Residency」インキュベーションプログラム参加者向けに100万ドルの監査助成金を設立した。

形式検証、Skynetブースティング、AIスキャンサービスを提供し、Web3スタートアップのセキュリティ基盤強化を支援する。

同社はこれまでに5000社以上のクライアントと取引し、6000億ドル以上のデジタル資産を保護、18万件以上のコード脆弱性を検出したと公表している。

過去の論争が信頼回復の課題に

一方、CertiKは市場の信頼を損なういくつかの問題に直面してきた。

2024年には従業員がフィッシング攻撃の被害に遭い、X(旧Twitter)アカウントが侵害された。

同年、仮想通貨取引所クラーケンで発見した約300万ドルの脆弱性の取り扱いでも批判を受けた。

ホワイトハット作戦と主張したが、業界標準から逸脱した対応との指摘がある。

2025年には、カンボジアのマーケットプレイス「Huione Guarantee」が発行したステーブルコインのコード監査を行ったことで謝罪に追い込まれた。

同マーケットプレイスはサイバー犯罪者による資金洗浄やハッキングツールの売買に利用されていたとされる。

グー氏はこれらの課題を認め、IPO実現に向けてブロックチェーンなど信頼回復に努める姿勢を示している。

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