
2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。
中国招商銀行の子会社CMBインターナショナル証券は18日、香港で暗号資産(仮想通貨)取引サービスを正式に開始した。
これは中国系銀行の関連証券会社として香港で初めて仮想通貨取引サービスを提供する歴史的な動きとなる。
同社は7月に香港証券先物委員会(SFC)から仮想資産サービス提供者ライセンスを取得。
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)の24時間取引が可能となった。
CMBインターナショナル証券の仮想通貨取引サービスは、同社のモバイルアプリを通じて提供される。
利用者は適格投資家に限定されており、本人確認(KYC)およびマネーロンダリング対策(AML)の手続き完了が必要となる。
また、CMBインターナショナル証券の現金口座と専用の仮想通貨取引口座の両方を保持する必要がある。
同プラットフォームにはコールドウォレットでの資産保管、リアルタイムリスク監視システム、独立監査による定期検証が組み込まれている。
技術面ではOKX Planetとのパートナーシップにより、取引エンジンと流動性の供給を受けている。
中国招商銀行は世界第8位の資産規模を誇る金融機関で、総資産は1兆7000億ドルを超える。
香港は2025年2月にSFCが発表したASPIRe5本柱戦略の一環として、デジタル資産のグローバルハブを目指している。
8月1日にはステーブルコイン条例が施行され、規制環境の整備が進んでいる。
香港政府のポール・チャン財政司長は「香港が2〜3年以内に世界ナンバーワンのクロスボーダー資産管理センターになることを期待している」と述べている。
一方、中国本土では2017年から仮想通貨投資が禁止されており、この規制姿勢に変化はない。
CMBインターナショナルの今回の動きは、この規制の違いを活用したものといえる。
同社は既にソラナブロックチェーン上でCMBMINTマネーマーケットファンドのトークン化を進めるなど、ブロックチェーン関連商品の拡充も図っている。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
2021年に仮想通貨投資を始める。以降、同分野での専門的な知識を深めながら自身のブログ・ライターとしても活動。仮想通貨に関する深い理解を活かして複数のメディアで多くの記事を執筆。初心者に寄り添った簡潔な解説を得意とする。