
暗号資産(仮想通貨)ライター。2020年からビットコインを購入し、NFT、DeFi、Web3ゲームなど多岐にわたる分野に興味があり、自身の経験をブログでも発信。
ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏が、米国における仮想通貨ETFの急増を予測。
ブルームバーグのシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は18日、汎用的な上場基準の採用が、暗号資産ETP(上場取引型金融商品)の分野に大きな影響を与える可能性があるとの見解を示した。
同氏は、過去に米国証券取引委員会(SEC)がETFに同様の基準を導入した際、上場数が倍増した歴史に言及。
今後12カ月以内に100本以上の暗号資産(仮想通貨)ETFが立ち上がる可能性があると指摘している。
バルチュナス氏の分析は、米国のビットコインETFの成功に基づいている。
これらのETFは、最初の1年間で380億ドル(約5兆5,860億円)という巨額の純流入を記録。
同氏は「米国のビットコインETFは現在、金(ゴールド)に迫る勢いだ。今後3年から5年で金ETFの3倍の規模になる可能性がある」と述べている。
この背景には、ETFが一般の人々にとって仮想通貨へのアクセスを簡素化する構造的な利点がある。
従来の仮想通貨取引所は手数料が高く、ウォレットの設定や銀行からの資金移動も煩雑だった。
しかし、ETFを利用すれば、証券口座から簡単な操作で購入が完了するため、参入障壁が大幅に下がると同氏は説明する。
仮想通貨ETFの成長を後押しするもう一つの要因は、規制環境の変化だ。
バルチュナス氏は、現在の米国政府がデジタル資産に対してよりオープンな姿勢を示していると指摘する。
同氏は、ビットコインの進化を2つの段階に分けて説明する。「パート1」は個人中心の市場で、詐欺も横行していた。
対して「パート2」は、ETFが火付け役となり、ビットコインが金融の主要市場に組み込まれる段階だという。
この規制緩和の流れは、ビットコイン以外のアルトコインにも及ぶと見られている。
バルチュナス氏は最近の講演で「今後5カ月の間に、米国で多くの仮想通貨がスポットETF形式で承認されるだろう」と予測した。
これにより、これまで規制面で欧州に遅れを取っていた米国市場が大きく変化する可能性がある。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
暗号資産(仮想通貨)ライター。2020年からビットコインを購入し、NFT、DeFi、Web3ゲームなど多岐にわたる分野に興味があり、自身の経験をブログでも発信。