ETHクジラが8.7億ドル買い増し。ETF流入はBTC超え。イーサリアム今後の価格は5600ドルへ?注目の新アルトコインHYPERも解説。
ブロックチェーン分析のサンティメントは25日、イーサリアム(ETH)の大口保有者が買い増したと報告しました。
クジラと呼ばれる100ETHから1万ETHを保有するウォレット群が、この1週間で約21万8470ETHを蓄積しました。
これは、同ウォレット群が5日から16日にかけて約136万ETHを売却した後、売却量の約6分の1を買い戻した動きとなり、市場心理の変化がうかがえます。
報告時点で、イーサリアム価格は週次で2%上昇して約3912ドルで安定し、一時は4100ドル近くまで上昇し、市場はこの蓄積に好意的に反応しています。
市場の混乱を経た戦略転換
今回の買い増しは、トランプ大統領による中国製品への100%関税発表が引き起こした市場の混乱を背景に起きています。
この発表は一時的に暗号資産(仮想通貨)からの資金逃避を招き、200億ドル以上のレバレッジポジションが清算される事態となった。
アナリストは、大口保有者のこの動きを短期的な投機から、長期的な成長への自信に基づく戦略的な蓄積への転換と解釈しています。
この傾向は、ビットコイン(BTC)からイーサリアムへの資金循環という、より広範な機関投資家の動向とも一致します。
2025年第3四半期には、イーサリアムETFへの資金流入額が90億ドルに達し、ビットコインETFの80億ドルを上回りました。
さらに、ステーブルコインや実世界資産のトークン化といった分野でのイーサリアムの有用性の拡大も、長期保有の根拠を強めています。
取引所における仮想通貨の供給量が過去3年で最低水準に減少していることも、価格上昇に有利な状況を生み出しています。
機関投資家の参入とイーサリアムの今後の価格予測
機関投資家による蓄積は広範なトレンドの一部であり、イーサリアムファンドの保有量は2025年中に倍増し、10月までに680万ETHに達しました。
1000ETHから10万ETHを保有するウォレット群は、過去1カ月で149万ETHを追加し、保有量を3.72%増加させています。
これらの大規模ウォレットは現在、イーサリアムの総供給量の26.98%を管理しています。
一方で、10万ETH以上を保有する超富裕層ウォレットは全体の57%を占め、過去最高の集中度となりました。
対照的に、100ETH未満の個人投資家の保有比率は9.19%と、過去4年近くで最低水準に落ち込んでいます。
こうした状況を受け、市場アナリストからは強気な予測が相次いでいます。
現在の支持線が維持されれば、2026年初頭までにイーサリアム今後の価格は5600ドルに達する可能性があります。
長期的には、主要な抵抗線を突破できれば、2029年までに1万3500ドルに達するとの見方もあります。
アルトコインシーズンへの期待と注目の新興プロジェクト
主要仮想通貨に機関投資家の資金が集中する一方、市場は次に成長を遂げるアルトコインを探しています。
現在注目のプロジェクトがBitcoin Hyper(HYPER)です。
これはビットコインの機能を拡張するレイヤー2ソリューションとして設計されています。
高速・低コストな取引に加え、ビットコインネットワークでは難しかったステーキング報酬、NFT、P2Eゲームの実現を目指しています。
Bitcoin Hyperの注目度は高く、プレセール段階で既に2460万ドルもの資金調達を達成したと報告されています。
現在の価格はまだ1セントにも満たない水準です。
2025年末までの主要取引所への上場も予定されており、高い成長ポテンシャルを秘めた次世代アルトコインの主役候補として目が離せない存在です。
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