米ゲームストップが保有する全ビットコインをコインベースへ移動したことが判明。売却すれば約130億円の損失となる可能性がある。
米ゲーム小売大手のGameStopは24日、保有する全てのビットコイン(BTC)を暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースへ移動させた。
移動されたのは4,710 BTCで、その価値は約4億2000万ドルに上る。同社のウォレットは現在空になっており、資金は機関投資家向けプラットフォームである「Coinbase Prime」に移されたことが確認されている。
取得コストと市場価格の乖離
ゲームストップは2025年5月、平均取得価格約10万7900ドルでビットコインを購入していた。
当時の総額は5億ドルを超えており、ライアン・コーエンCEOが企業財務戦略の一環として導入を決めた経緯がある。
現在のビットコイン価格は約9万ドル以下で推移しており、取得価格を大幅に下回っている状況だ。
仮に現在の価格ですべて売却した場合、同社は約7500万ドルから8500万ドルの損失を確定することになる。
市場では同社がポジションを清算するのではないかとの憶測が広がっている。
経営陣の動きと今後の展望
一方で、クリプトクアントは今回の移動について、必ずしも即時の売却を意味するわけではないと分析。単なる資産管理体制の変更や、保管場所の再編である可能性も残されており、ゲームストップ側からの公式な発表はまだない。
GameStop throws in the towel?
Their on-chain wallets just moved all BTC holdings to Coinbase Prime, likely to sell.
Between May 14–23, 2025, they bought 4,710 BTC at an avg. price of $107.9K, investing ~$504M.
Now selling for around $90.8K, potentially realising approximately… pic.twitter.com/Bp7MwRVQ43
— CryptoQuant.com (@cryptoquant_com) January 23, 2026
この動きと並行して、ライアン・コーエンCEOは規制当局への提出書類で、同社株を50万株追加購入したことを明らかにした。
購入額は1000万ドルを超え、これを受けて同社の株価は3%上昇している。
現在、190社以上の上場企業がバランスシート上でビットコインを保有しているが、価格下落時には株価の変動要因となることも多い。
MSCIが仮想通貨保有企業を主要インデックスから除外しない決定を下すなど、企業による保有を支える材料もある中で、ゲームストップの戦略に注目が集まっている。
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