億万長者ワイツマン氏、Yuga Labsから5000点以上のNFT購入へ

Updated on 8月 7, 2025 at 1:08 pm UTC by · 1 min read

投資家アダム・ワイツマン氏が、NFT市場の低迷期にYuga Labsから5000点以上のNFTを購入し、長期支援を表明した。

億万長者投資家のアダム・ワイツマン氏は5日、Web3スタジオのYuga LabsからNFTコレクションを5000点以上購入すると明かした。

今回の取得は、公開市場を介さない店頭取引(OTC)形式で行われ、対象にはOtherside関連のOtherdeedsやMega Kodasなどの主要資産が含まれる。

ワイツマン氏は、メタバース開発の将来性に対する長期的な信頼を背景に、本年中にさらなる追加取得を進める意向も示している。

市場低迷期の大型OTC取引

今回の取引は、NFT市場が過去の熱狂から大きく縮小する中で行われた。

データ分析企業のDappRadarによると、主要NFTコレクションの取引高はピーク時と比べて95%以上減少しており、市場全体が厳しい局面にある。

そうした中でワイツマン氏はX(旧Twitter)を通じ、Othersideへの長期的な投資として5000点超のNFT取得を発表した。

取得はYuga Labsと直接行われ、従来のマーケットプレイスを通さないOTC取引で実施されたとされる。

対象となったOtherdeedsは、Yuga Labsが開発するメタバースOtherside内の仮想土地NFTであり、ゲーム的要素や商業的機能を備える。

Mega KodasやWeapon Kodasはその拡張資産で、同プロジェクトの構成要素として中核を担う。

長期保有戦略とプロジェクトへの信頼

ワイツマン氏は「このプロジェクトにはWeb3空間全体の未来がかかっている」と述べ、取得したNFTを数年間にわたり保持する方針を示した。

投機的な短期売買ではなく、Yuga Labsが推進するメタバース構想を中長期的に支援する立場を明確にした形だ。

Yuga Labsは近年、CryptoPunksやMeebitsなど一部の資産を他社に移管し、Othersideへの集中を強めている。

今回の大規模取得により、同プロジェクトが富裕層投資家からの実質的な支持を得ていることが明らかになった。

取得後、OpenSeaでは一時的にOtherside関連資産のフロアプライスが上昇。

Web3支援の動きと今後の展望

スクラップ金属業で財を成したワイツマン氏は、近年Web3領域への関心を高めており、今回の取得もその一環とされる。

X上では「今年中に公開市場でも取得を継続する」と述べ、今後の動向にも注目が集まる。

こうした動きは、NFTが単なるデジタル収集品から、商業性や実用性を伴うデジタル資産へと変化していることを示す兆候とも言える。

特にOthersideのようなユースケース主導型プロジェクトでは、長期的な関与を前提とした投資が今後も増加する可能性がある。

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