トロン創設者、トランプ氏のミームコインに1億ドル購入を表明

15時間 ago by · 1 min read

トロン創設者のジャスティン・サン氏は9日、トランプ大統領に関連するミームコイン「TRUMP」を1億ドル分購入すると発表した。

トロンのジャスティン・サン創設者は9日、ドナルド・トランプ米大統領に関連するミームコイン「TRUMP」を1億ドル(約147億円)分購入すると発表した

サン氏はXへの投稿で、「我々は1億ドル相当のTRUMPを購入することにコミットする」と述べた。

この動きは、トロンが7日にTRUMPコインを自社のネットワーク上でローンチすると発表した直後に行われたものであり、クロスチェーン技術のLayerZeroを通じて実現される。

政治と仮想通貨の融合

サン氏は今回の購入を、暗号資産(仮想通貨)の普及を拡大するための協力関係と位置付けている。TRUMPコインとトロンが協力し、デジタルエコシステムの未来を形成していくと述べた。

TRUMPコインはMAGA(アメリカを再び偉大に)政治運動と関連付けられており、サン氏はこれをトランプ氏の政治基盤の「通貨」と表現している。

この政治と仮想通貨の融合は、新たなコミュニティ参加の形を提示する一方で、トロンのブロックチェーンに対する見方を二極化させるリスクもはらんでいる。

発表時点でTRUMPコインの価格は約8.89ドルだったが、2025年1月に記録した史上最高値の75.35ドルからは約90%下落しており、価格の変動が激しい状況だ。

サン氏の戦略と市場への影響

サン氏は以前からTRUMPコインの主要な保有者であり、過去には約1,900万ドル(約28億円)相当を保有していた。同氏は2025年初めにトランプ氏が主催したTRUMPコイン保有者向けのVIPディナーに出席し、関係を深めている。

また、サン氏はトランプ氏が支援するDeFiプラットフォーム「World Liberty Financial(WLFI)」で顧問を務める。同氏はWLFIに7,500万ドル(約110億円)を拠出し、トロンを準備資産として統合させていた。

今回の1億ドルの購入計画は、価格が下落するTRUMPコインを安定させ、押し上げる狙いがあると見られている。

しかし、トランプ氏の事業とTRUMPコインの関連性は利益相反の懸念を生んでおり、専門家からは政治的な象徴性に依存しているとの指摘も出ている。

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