韓国K Wave Mediaは、Anson Fundsとの契約でビットコイン財務戦略を強化。総額10億ドルの資金調達枠を確保。
韓国のエンターテインメント企業K Wave Mediaは10日、ビットコイン(BTC)購入を目的とした総額10億ドルの資金調達枠を確保した。
米資産運用会社アンソン・ファンズとの5億ドル転換社債契約により、6月に締結済みのBitcoin Strategic Reserveとの5億ドル株式購入契約と合わせて達成した。
同社は既に88BTCを取得済みで、将来的には保有量を1万BTCまで拡大することを目指している。
10億ドル資金調達の詳細構造
K Wave Mediaが確保した資金調達能力は、2つの主要契約に基づいている。
新たに締結されたアンソン・ファンズとの5億ドル上級担保付転換社債契約では、純手取金の少なくとも80%をビットコイン購入に充当する条件が設定されている。
初回発行では1500万ドルの転換社債とワラントが発行された。
転換価格は1株あたり4.40ドルで、2027年7月3日が満期となる。
ワラント保有者は最大1億4374万株を1株あたり3.6616ドルで取得でき、権利行使期間は5年間である。
債務不履行時には年利12%が適用される。
アジア最大級のビットコイン企業財務戦略
K Wave Mediaのテッド・キム最高経営責任者は「世界で最も野心的な企業ビットコイン蓄積戦略の一つを実行できる立場に立った」と述べた。
同社は日本のメタプラネットを参考にした韓国のメタプラネットを目指している。
この戦略は、ストラテジーなどが価値保存手段として新しい仮想通貨を企業財務に採用する世界的な流れと一致している。
K-POPという韓国の文化的影響力と組み合わせることで、アジア全域の投資家にアピールする独自のモデルを構築している。
アンソン・ファンズのアミン・ナトゥー最高経営責任者は「K-contentとビットコイン財務の両方の機会を実行する同社の経営陣との提携を嬉しく思う」と述べた。
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