2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。
暗号資産(仮想通貨)運用大手の21Sharesは20日、米ナスダック証券取引所においてドージコイン(DOGE)の価格に連動するレバレッジETFの取引を開始した。
今回提供が開始された、21Shares 2x Long Dogecoin ETF(TXXD)は、ドージコインの日次パフォーマンスの2倍の結果を目指すように設計されている。このETFは手数料や経費を差し引く前の価格変動に連動する仕組みで、経費率は1.89%に設定された。
これにより、投資家は従来の銀行や証券会社の口座を通じて、規制された環境下でドージコインへのエクスポージャーを得ることが可能になる。
同商品は、デジタル資産プライムブローカレッジであるFalconXによる買収後、米国市場における21Sharesの提供商品を戦略的に拡大するものだ。1940年投資会社法の規制枠組みの下で運用され、透明性の高い取引機会を提供する。
今回のローンチは、ミームコインが伝統的な金融市場での実用的な採用に向けて関心を集めていることを示している。
21Sharesはドージコイン財団の公式企業部門とされる、House of Dogeと連携し、これまで機関投資家にとって参入障壁の高かったミームコイン市場への架け橋となることを目指す。
21Sharesの事業開発責任者であるフェデリコ・ブロケート氏は、「ドージコインは仮想通貨の中で最も活気あるコミュニティの一つだ」と評価した。その上で、このETFが投資家に対し、分散型デジタル資産の成長に参加するための簡素化された方法を提供するものであると強調している。
規制監視が強まる中、伝統的な金融機関はコンプライアンスを維持しつつ、デジタル資産市場へアクセスするためのより体系的な手段を求めている。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。