イーサリアム財団、ユーザー体験向上に向けた新戦略を公開

Updated on Aug 30, 2025 at 5:12 am UTC by · 1 min read

イーサリアム財団は、ユーザー体験向上を目指す包括的ロードマップを発表。課題解決に向け2026年第1四半期までの目標を掲げる。

イーサリアム財団は29日、イーサリアム(ETH)のユーザー体験向上を目的とした包括的な戦略を公開した。 従来のスケーリング中心のアプローチから相互運用性を最優先課題に位置づけ、エコシステムの断片化問題の解決を目指す。 財団共同責任者のハオ・ウェイ・ワン氏とトマシュ・スタンチャック氏の体制下で、2026年第1四半期までの具体的な技術目標が設定されている。 今回の戦略は3つの開発ストリームの初期化、加速、最終化で構成。 レイヤー2ネットワーク間の境界を取り除くことでイーサリアムを再び1つのチェーンのように感じさせることを目標としている。

EILとインテントフレームワークで統合体験実現

戦略の中核となるのがイーサリアム相互運用性レイヤー(EIL)の開発だ。 EILは検閲耐性と信頼性を保ちながら、レイヤー2間の取引を単一チェーン上での実行のように体感させる技術である。 ERC-4337チームが主導し、10月には設計文書の公開が予定されている。 並行してオープンインテントフレームワーク(OIF)も導入される。 これによりユーザーは複雑なブリッジ操作ではなく、目標を宣言するだけで資産移動や取引が実行可能になる。 また相互運用性アドレス、インテント標準、共通メッセージインターフェースなどの標準化作業も同時進行している。 これらの統合により、ウォレットとアプリケーションの体験が大幅に向上する見通しだ。

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