資産運用大手フィデリティがイーサリアム上でトークン化ファンドを発行。ブラックロックとの競争が激化するRWA市場に参入した。
ファデリティのトークン化ファンド
FDITは、同社のFidelity Treasury Digital Fund(FYOXX)のブロックチェーン版株式を表すトークン化ファンドだ。 このファンドは、2025年8月のローンチ時点で2億ドル以上の米国債と現金を保有している。 各FDITはファンドの一株に相当し、イーサリアムネットワーク上で直接発行される。これは、現実世界資産(RWA)のトークン化に対する同社の取り組みを反映している。 関連報道によると、FDITの資産総額は既に2億368万5,560ドルを超えた。FDITは米国債に裏付けられており、ファンド株式と1対1での償還が可能だ。 ファンドの手数料は0.20%で、カストディサービスはBNYメロンが担当する。しかし、ローンチ時点でのトークン保有者が2名にとどまるなど、導入はまだ初期段階にある。イーサリアム関連ニュース
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