カニエ・ウェスト氏がソラナ上でミームコインYZYを発表。時価総額は一時30億ドルに達したが、インサイダー取引の疑いが浮上している。
「YZY」トークンの集中とインサイダー取引疑惑
ウェスト氏は、自身のX(旧ツイッター)アカウントでコントラクトアドレスを共有し、「チェーン上に構築された新しい経済」としてYZYを宣伝した。 ウェスト氏本人とみられる確認動画も出回ったが、本物かAIによる生成かは不明だ。 今回のローンチは、ウェスト氏の著名な地位とソーシャルメディアでの影響力が主な要因となり、個人投資家の関心を即座に集めた。 しかし、オンチェーンデータの分析から、トークン供給の構造に関する深刻な懸念が浮上している。 データによると、上位6つのウォレットアドレスが総供給量の90.38%を保有しており、極端な集中が確認された。 ブロックチェーンアナリストの文書はインサイダー取引の証拠を示唆しており、初期投資家がローンチ後数分で数百万ドルを利確したと報じられている。 また、流動性の設計が初期参加者に有利な一方、個人投資家を大きなリスクにさらす可能性があるとの批判も出ている。 類似のティッカーシンボルと混同し、多額の損失を被ったトレーダーもいた。ミームコイン関連ニュース
ソラナ基盤のMeteora、取引量トップに浮上|YZYが後押し
ソラナ基盤のDEXであるMeteoraが、8月下旬に取引高で首位を獲得した。カニエ・ウェスト氏のYZYトークン発行が主な要因で、24時間で82億ドル以上の取引高を生んだ。ソラナのDEX市場はイーサリアムを10カ月連続で上回っており、エコシステムの成長が続いている。
新興ミームコインT6900、プレセール終了まであと7日に
SPX6900から着想を得た新興ミームコインTOKEN6900は、プレセール終了まで残り7日を切った。プレセールの資金調達率は50%に近づいている。市場の不確実性が高まる中、実用性を持たない純粋なミームコインとして、9月の暗号資産市場で注目を集めている。
米連邦地裁、ミームコインLIBRAの資金凍結を解除
米連邦地裁がミームコインLIBRA関連の約85億円の資産凍結を解除した。裁判官は、原告が回復不能な損害を証明できず、被告が協力的だったと判断した。この決定はミームコインの法的地位や今後の規制に関する議論に影響を与える可能性がある。
Pumpfunの生涯収益、8億ドルを突破
ソラナのミームコイン発行プロトコルPump.funが、全取引に課す1%の手数料を主な収益源とし、生涯収益が8億ドルを突破した。競合のLetsBonk.funに一時首位を奪われるも、主要な開発者やトークン作成者が復帰したことで市場シェアを回復した。コインベースのBaseネットワークが新たな競合として台頭する一方、Pump.funは訴訟のリスクも抱えており、今後の展開が注目される。