イーサリアム(ETH)価格急騰を受け、ヴィタリック・ブテリン共同創設者の資産が10億万ドルを突破した。
イーサリアム関連ニュース
イーサリアムの価格上昇、機関投資家の買いが背景に
機関投資家らは、過去1ヶ月で103万ETH(約6,167億円)を蓄積したことが判明した。イーサリアム価格の上昇は、このようなイーサリアム関連ETFへの資金流入や規制の明確化が、買いを後押しした要因とみられる。
「Visaは元々DAO」ブテリン氏が指摘
ブテリン氏は、Visaが創業当初DAOに似た分散型組織だったと指摘した。Visaは成長過程で中央集権化し、現在の収益最大化モデルへと変化したと分析した。この歴史は、分散化を目指すWeb3プロジェクトが直面する課題への教訓となる。
ブテリン氏、企業のETH保有に警鐘
ブテリン氏は、企業のETH保有がアクセシビリティを向上させる点を評価した。一方で、過剰なレバレッジを用いた戦略がイーサリアムエコシステムに深刻なリスクをもたらす可能性を警告した。企業のETH保有総額は120億ドル規模に達し、現物ETFに匹敵する影響力を持つまでに成長している。
イーサリアムの次期アップデートFusaka、年内実施に遅延か
イーサリアム財団幹部は、2025年第4四半期予定の大型更新「フサカ」の遅延リスクに言及。遅延の主な原因は、開発チームからの期間延長要請と、次期更新「グラムステルダム」への関心の分散。タイムラインの遵守がエコシステムの信頼維持に不可欠であるとされ、開発の集中が求められている。