老舗印刷会社のマツモトは、日本初となる仮想通貨ソラナ(SOL)を用いた株主優待を発表した。Web3事業への理解促進を目指す。
老舗印刷会社のマツモトは6日、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)を用いた株主優待を実施すると発表した。
抽選でソラナを付与する優待
同社は4月30日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、1回限りの優待を実施する。日本で初めてソラナを株主優待に採用した事例となる。
株主名簿に基づき、対象者には7月に専用サイトの案内資料を送付する予定だ。
優待は抽選方式を採用し、当選者に異なる金額相当のソラナを付与する。具体的には、1名に10万円相当、3名に5万円相当、15名に1万円相当、100名に1,000円相当を配布予定。幅広い株主が参加できる仕組みを整えている。
参加を希望する株主は、8月31日までに仮想通貨取引所のSBI VCトレードで口座を開設し、エントリーを完了する必要がある。優待を取引所の利用と結びつけることで、デジタル資産への関心を高める狙いだ。
付与されるソラナの数量は、9月30日午後11時59分時点の同取引所での販売価格を基準に決定する。
実際の付与は10月上旬を予定。市場価格に基づいた公正な評価額で配布することで、株主に対して透明性の高い優待を提供する。
Web3事業への展開
同社は1月に、ソラナのブロックチェーンとAIを活用した新たな事業構想を発表している。
子供の活動履歴や成長過程をデジタル証明として記録する次世代の取り組みだ。今回の優待は、株主に同社のWeb3事業への理解を深めてもらうことを目的としている。
最新技術を取り入れた優待を提供し、企業の魅力を高めて株主の参加を促す狙いだ。
ソラナは高速な処理能力と低い手数料を特徴としており、同社の事業展開に適した技術基盤となっている。ビジネスへの応用を視野に入れた選択と言える。
2026年は大規模なネットワークの更新や処理能力の向上が予定されており、市場でも注目を集めている銘柄だ。
同社は事業構想の発表から約3カ月で今回の優待を発表した。デジタル資産を通じた新たな株主還元策として、今後の動向が注目される。
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