ラテン米Mercado、XRPLで2億ドル超のRWAをトークン化へ

Updated 8時間 ago by · 1 min read

ラテン米の仮想通貨プラットフォームMercado Bitcoinは、XRP Ledger上で2億ドルのRWAをトークン化。

ラテンアメリカの暗号資産(仮想通貨)プラットフォームMercado Bitcoinは4日、2億ドルを超える許可制の現実世界資産をXRP Ledger上でトークン化する計画を明かした。

この取り組みには債券や株式関連商品が含まれており、同社の国際展開戦略の一環として実施される。

世界のトークン化事業者トップ5入りを果たしている同社にとって、XRP Ledger(XRPL)での大規模展開は南米と欧州間での規制対象デジタル商品へのアクセス向上を目的としている。

XRPL選択の背景と技術的優位性

Mercado BitcoinがXRPLを選択した理由は、同ネットワークの効率性と機関投資家向け要件への対応力にある。

XRPLは2012年の開始以来、33億件を超える取引を障害やセキュリティ侵害なしで処理してきた実績を持つ。

リップル社のシルビオ・ペガド責任者は、公共ブロックチェーンインフラが機関投資家から信頼を獲得し、規制対象金融商品の市場投入において信頼できる基盤になっていると述べている。

XRPLの技術的特徴として、取引あたり約0.00001XRPという低コストでの高速処理が可能。

プルーフオブワーク方式とは異なるコンセンサスメカニズムによりカーボンニュートラルな取引を実現している。

同ネットワークには現在600万以上のアクティブウォレットと200を超えるバリデーターが参加している。

機関投資家の信頼獲得と市場拡大への道筋

今回の発表は、ラテンアメリカ地域の機関による最大規模のXRPLトークン化事例となる。

Mercado Bitcoinは既に10億レアル以上のプライベートクレジット資産をトークン化しており、デフォルト率ゼロという実績を築いている。

同社は400万人の顧客を抱える暗号資産取引所として、ビットコイン(BTC)をはじめとする主要暗号資産の取引サービスを12年以上にわたって提供してきた。

この実績が今回のRWAトークン化プロジェクトにおける信頼性の基盤となっている。

ラテンアメリカおよび世界の規制対象金融機関に対し、トークン化を成長と国境を越えたアクセシビリティのための戦略的取り組みとして検討するよう促している。

Mercado Bitcoinは2025年を通じて追加の資産クラスへのトークン化拡大を計画。

ブラジルの先進的な新しい仮想通貨の規制枠組みを活用して地域のデジタル資産革新をリードする方針を示している。

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