メタプラネットが4日にビットコイン463枚を追加取得し、総保有量は1万7595 BTCに。将来的には21万BTCの保有を目指す。
東京証券取引所上場企業のメタプラネットは4日、新たに463 BTC(約79.9億円)を取得したことを明らかにした。
これにより、同社のビットコイン(BTC)総保有量は1万7595枚に達した。同社は将来的に21万BTCの保有を目指しており、世界最大のビットコイン保有企業となることを視野に入れている。
メタプラネット、ビットコインをさらに 463 BTC追加取得、保有量は合計 17,595 BTCに pic.twitter.com/jSIP9SKNGe
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) August 4, 2025
世界最大のBTC保有企業を目指す長期戦略
この追加取得は、8月1日に公表された最大5550億円規模の永久優先株発行登録に先立つもので、同社の積極的な暗号資産(仮想通貨)投資姿勢が反映された形だ。
メタプラネットは、2027年末までに21万BTCの保有を目標に掲げており、実現すれば米ストラテジー社を超え、世界最大の企業ビットコイン保有者となる見込みだ。
8月1日に提出された永久優先株の発行登録書によると、上限5550億円の調達を予定しており、これは同社の時価総額(約7348億円)の約75%に相当する。
配当利回りは最大年6%が提示されており、市場環境を見極めながら段階的に資金調達を進める構えだ。登録期間は2025年8月9日〜2027年8月8日の2年間となっている。
株価は年初から345%急騰、暗号資産へのシフト鮮明に
同社のビットコイン戦略は市場でも好感されており、2025年に入ってから株価は345%上昇。一部の日にはトヨタ自動車やソニーを上回る取引高を記録した。
さらに、一部アナリストは、ビットコイン価格が世界のマネーサプライ(M2)と高い相関性を示す点に着目し、年末までにBTC価格が13万2000ドルを突破する可能性もあると予測している。
メタプラネットはホテル運営やWeb3コンサルティング、不動産開発なども展開しているが、現在は企業戦略の軸足を急速にビットコイン中心へとシフトさせている。
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