仮想通貨取引所MEXCは、Apple PayとGoogle Payを決済手段に統合。より簡単かつ迅速に仮想通貨を購入できる。
暗号資産(仮想通貨)取引所MEXCは8日、Apple PayとGoogle Payによる法定通貨入金機能を新たに導入しました。
この機能により、利用者はスマートフォンの標準決済アプリを使って、より簡単に仮想通貨を購入できるようになります。
同取引所によると、この統合により50種類以上の法定通貨で30種類以上の仮想通貨を即座に購入可能となりました。
従来の銀行振込やクレジットカード決済と比べ、追加の認証手続きが不要で、わずか数秒で取引が完了する点が特徴です。
スマホ決済の利便性を仮想通貨に活用
今回の機能追加は、仮想通貨投資への参入障壁を下げる取り組みの一環として位置づけられています。
Apple PayやGoogle Payといったモバイル決済サービスは、すでに多くの人が日常的に利用しており、慣れ親しんだ操作感で暗号資産を購入できることが大きなメリットでしょう。
市場調査によれば、新規仮想通貨ユーザーの60%以上がモバイル決済による入金を希望していることが分かっています。
世界の電子商取引の半数以上がデジタルウォレットで処理されている現状を考えると、MEXCの今回の取り組みは時代の要請に応えたものと言えるでしょう。
セキュリティ面では、Apple PayとGoogle Payが採用するトークン化技術により、決済プロセスにおいて機密性の高い金融データが保護されています。
これにより、従来のオンライン決済で懸念されがちな情報漏洩リスクを軽減しながら、安心して取引を行うことが可能になります。
Apple Payは2025年時点で全世界に6億5,900万人のアクティブユーザーを抱えており、Google Payも特にアジア太平洋地域で急速に普及が進んでいます。
こうした幅広いユーザーベースを持つ決済手段との連携は、MEXCにとって新規顧客獲得の重要な機会となりそうです。
初回購入者向けに手数料全額還元キャンペーン
MEXCは新機能の導入を記念して、9月8日から10月8日までの期間限定で特別キャンペーンを実施しています。
Apple PayまたはGoogle Payを使って初めて100USDT(約1万4700円)相当以上の仮想通貨を購入した利用者には、取引手数料を100%還元するという内容です。
還元される手数料は、安定した価値を持つテザー(USDT)で支払われるため、受け取った後も価格変動の心配がありません。
このキャンペーンは、これまで仮想通貨投資に踏み切れずにいた初心者にとって、お得に始められる絶好の機会と言えるでしょう。
MEXCは170カ国以上でサービスを展開する大手取引所の一つで、豊富な取扱銘柄と競争力のある手数料体系で知られています。
今回の決済オプション拡充により、同社は特にZ世代を中心とする若年層トレーダーの取り込みを狙っているものと考えられます。
仮想通貨投資の入口がさらに広がる
従来、仮想通貨を購入するには専用の取引所アカウント開設や本人確認書類の提出など、複数の手続きが必要でした。
今回のようなモバイル決済連携により、普段使っているスマートフォンアプリの延長として、より気軽に暗号資産投資を始められる環境が整いつつあります。
MEXCの発表によると、決済オプションの強化により2025年第2四半期に市場シェアが2.4%増加したとのことです。
コインベースやバイナンスといった業界大手との競争が激化する中、利便性の向上は重要な差別化要因となっています。
今後も各取引所において、より使いやすい入金・決済手段の導入が進むことで、仮想通貨投資がさらに身近なものになっていくことが期待されます。
初心者の方にとっても、こうした利便性の高いサービスを活用することで、安心して暗号資産の世界に足を踏み入れることができるのではないでしょうか。
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