Web3企業ナノ・ラボ、BNB追加取得で準備資産9000万ドル到達

Updated on 7月 24, 2025 at 4:02 pm UTC by · 1 min read

香港を拠点とするWeb3.0企業ナノ・ラボが、BNBを約51億円分追加取得。同社の準備資産は132億円相当に。

香港のWeb3.0インフラプロバイダーのナノ・ラボは22日、バイナンスコイン(BNB)の追加取得により保有量を12万トークンに拡大し、総額9000万ドル相当の準備資産を構築した。

ナスダック上場企業である同社は、店頭取引で4万5684.9862 BNBを1トークンあたり平均764ドルで取得し、約3490万ドルを投資している。

同社は平均取得価格707ドルを上回る単価での購入を行い、BNBの長期価値に対する強気な姿勢を明確に示した。

この戦略的な動きは、同社のBNB戦略準備計画の全面的なアップグレードにおける重要なマイルストーンとなる。

BNBを主要準備資産に据える新戦略

ナノ・ラボは今回の発表で、ビットコイン(BTC)と並びBNBを主要な準備資産として位置付ける方針を明確にした。

BNB重点の戦略準備事業体への支配権取得や、BNBを中核準備資産として保有する企業への投資を通じて、準備資産の強化を図る計画だ。

同社のアルトコイン戦略は段階的な実行を想定しており、初期段階では転換社債や私募を通じて最大10億ドル相当のBNB取得を目指している。

長期的には、BNBの総流通供給量の5%から10%の保有を目標として掲げている。

大規模なBNB戦略準備の構築は、機関投資家による暗号資産(仮想通貨)の採用において新たな事例となる可能性がある。

半導体事業とデジタル資産の融合戦略

ナノ・ラボは独自のFPUアーキテクチャを基盤とした高スループットコンピューティングおよび高性能コンピューティングチップの開発を専門とする企業だ。

同社は中核事業である半導体技術にブロックチェーン技術を統合し、デジタル資産分野への多角化を積極的に推進してきた。

現在の9000万ドルに上る暗号資産準備は、同社の財務戦略において重要な位置を占めており、伝統的なテクノロジー企業とデジタル資産戦略の新たな融合モデルを示している。

この動きは、機関投資家規模での仮想通貨投資が加速している現状を反映し、企業の財務戦略におけるデジタル資産の重要性が高まっていることを示唆している。

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