
2021年から仮想通貨投資を始め、数十のプロジェクトをリサーチ・利用。メルマガやSNSで最新情報を発信し、信頼を集める。2025年よりCoinspeaker参画。鋭い分析で、初心者から上級者まで役立つ情報を提供。
香港を拠点とするQMMMホールディングスは9日、1億ドル規模の暗号資産(仮想通貨)財務を設立する計画を明かした。
この財務は、安定性と透明性の両方の基盤を提供することを目的としており、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)に重点的に配分される。
計画では、ビットコインを「回復力と市場の信頼性の礎」と位置づける。また、イーサリアムは「AI主導のエージェントと分散型アプリケーションの動力源」となり、ソラナは「リアルタイム分析、メタバースインタラクション、Web3インフラを支援する」としている。
同社の株価は取引時間中に一時2,300%も急騰し、最終的に前日比1,737%高の207ドルでナスダック市場の取引を終えた。
QMMMはこれまで、デジタルメディア広告や仮想アパレル技術サービスを手掛けてきたが、仮想通貨およびブロックチェーン分野への戦略的転換を図る。
今後は、従来のAI事業とブロックチェーン技術を統合し、「次世代の仮想通貨分析と自律型エコシステム」を構築する意向だ。
同社のブン・クワイCEOは、これには「分散型データ市場、自動化された仮想通貨財務管理、スマートコントラクト保護、コーディング支援」などが含まれると説明した。
同社は、提案する仮想通貨自律型エコシステムを通じて、デジタル資産と現実世界のアプリケーションを橋渡しすることを目指している。
さらに同社は、分散型マーケットプレイス、DAOツール、スマートコントラクトのセキュリティシステムなど、包括的なブロックチェーンソリューションの開発も計画している。
財務の配分は、「長期的な成長が見込まれる高品質な仮想通貨資産、Web3インフラプロジェクト、およびQMMMの戦略的ビジョンに合致する一部の優良なグローバル株式」を優先すると明記されている。
一方で、同社の財務状況は精査の対象となっている。1月に米証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、2024年度の現金保有額は49万7,993ドルで、158万ドルの純損失を計上していた。
このため、追加の資金注入なしに、約束した1億ドルの仮想通貨購入をどのように賄うのか疑問が呈されている。
また、香港と米国市場における規制上の課題についても、発表では触れられていない。
AIとブロックチェーンの統合は成長分野のトレンドであるが、QMMMの財務規模から見て、財務管理、分析プラットフォーム、エコシステム開発という多角的なアプローチは異例なほど広範だとアナリストは指摘する。
財務設立の具体的なスケジュールや成功指標が示されなかったことも、取引の極端な変動の一因となっている。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
2021年から仮想通貨投資を始め、数十のプロジェクトをリサーチ・利用。メルマガやSNSで最新情報を発信し、信頼を集める。2025年よりCoinspeaker参画。鋭い分析で、初心者から上級者まで役立つ情報を提供。