2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。
米大統領の次男であるエリック・トランプ氏は22日、ストラテジー社のマイケル・セイラー執行会長から過激な暗号資産(仮想通貨)購入の助言を受けていたことを明らかにした。
エリック氏によると、フロリダ州マー・ア・ラゴの邸宅でセイラー氏と会話した際、セイラー氏は「この家を担保に入れるべきだ。今すぐ担保に入れ、その全額でビットコイン(BTC)を買うんだ」と助言したという。
エリック氏はセイラー氏について「肝臓や腎臓を売ってでもビットコインを購入すべきと助言するような人物だ」と評した。しかし、同時に「彼はおそらく正しい」とも述べ、その評価を認める姿勢を見せた。セイラー氏の助言は本気だったという。
セイラー氏は、企業としてビットコインを大量に購入する戦略で知られている。同氏が率いるストラテジーは、企業のバランスシート資産をビットコインに転換し、世界最大級の企業保有者となっている。
セイラー氏自身もビットコインを最も安全な資産と公言する、 妥協のないビットコイン至上主義者として有名だ。
一方、エリック氏も仮想通貨マイニング企業アメリカン・ビットコインの共同創業者兼最高戦略責任者を務めている。同社は中国からマイニング機器を輸入し、ナスダック市場に上場していることからも、彼の仮想通貨への関心の高さがうかがえる。
この逸話が明かされた背景には、活況を呈する仮想通貨市場がある。エリック氏は現状を仮想通貨の黄金時代と表現し、世界的な金融緩和と既存金融システムの綻びが市場を後押ししていると指摘した。
また、同氏は父親であるドナルド・トランプ大統領の仮想通貨推進政策を称賛した。エリック氏はビットコインの今後について、おそらく2030年代に100万ドルに達すると予測。さらに「我々が気づく前に20万ドルに達するかもしれない」と短期的な急騰にも期待感を示した。
エリック氏は、仮想通貨の流動性の高さを強調し、不動産との違いを指摘した。同氏は「仮想通貨は24時間365日、世界中に即座に移動できる」と述べ、その利便性を評価。
さらに、トランプ・オーガナイゼーションが所有する不動産のトークン化構想について、ブロックチェーン技術の幅広い応用可能性を切り拓くものと評価し、この構想に対する強い信念を示している。
Disclaimer: Coinspeakerは公平で透明性の高い報道に努めています。この記事は正確かつタイムリーな情報提供を目的としていますが、投資助言ではありません。市場状況は急速に変化するため、投資判断の前に情報確認と専門家への相談を強く推奨します。
2020年よりブロックチェーン領域への投資をスタート。現在は「Coin Speaker」にて専属ライター兼暗号資産アナリストとして活動中。